- 特徴
南八甲田連峰、乗鞍山麓、樹齢数百年のブナやトチ、カツラが樹高を競い合う原生林の中にある一軒宿の温泉。明治の紀行文作家、大町桂月が晩年を過ごした温泉としても知られ、蔦温泉から七つの沼をめぐる自然探勝コースは21世紀に残したい日本の自然百選(朝日新聞社編)に選ばれています。倒木が横たわり、苔がむす奥入瀬に一番近い秘湯であり、十和田湖や八甲田探勝にもベストの温泉です。文献によると久安3年、西暦1147年には湯治小屋があったという古い歴史があります。
蔦沼めぐり:自然研究路と野鳥の森めぐりのコースがあり、原生林の中の森林浴と野鳥観察が楽しめます。春一番に赤く芽吹くシウリザクラ、瑞々しい葉をつけるブナ、新緑期のミズバショウ、秋の紅葉は特に見事です。