- 特徴
昭和初期建築の木造2階(一部3階)建て、創業は江戸末期。客室の格子窓や欄干、階段手すりに懐かしいような落ち着きや「いい仕事」が感じられ、これが当時の湯治場建築かと想像されます。入り組んだような客室は人数に合わせて大小あり、1名様も大事なお客様と言う姿勢がうかがわれます。そして主は受け継がれた生活を変えずにここで暮らしており、ランプは生活必需品です。洗濯機を回すためにのみ発電し、電気冷蔵庫だけはほしいといっておられました。お食事はボリュームがあり山の宿の食事とは思えないほどです。手の届くところにあるランプ生活の宿に日が沈む頃尋ねてみてください。客室にはランプが灯り、ランプ生活の始まりです。
ランプは一晩中灯しています、消灯はありません。
■2008年の岩手・宮城内陸地震に被災し廃業
野天風呂・泉源は水没しました。(2010年頃確認)
欄干が美しい欅の階段手すり。
ランプの灯り
浴衣・丹前・タオル
- 料理
山菜・川魚料理。
この日の一例
天ぷら(えび・ナス・かぼちゃ・マイタケ)・ミズのこぶ、辛子しょうゆ和え・ゼンマイ煮物・地竹・ミズのいそべ巻き・鶏肉料理・茶碗蒸・漬物・フルーツ
食材
春はタラの芽・あいこ・しどけ・うるい等、ミズ・ミズのこぶ、秋、運がよければ天然マイタケ(通常は地元栽培物)
特別料理:
岩魚のお刺身2人前3000円(要予約)