- 特徴
温泉のない山田牧場になんとしても温泉を掘り当てたいと、その頃ロッジを営業していた宿のご主人が昭和45年から3年間掘削に精魂を注ぎましたが300m掘ったところで硬い岩盤に阻まれ、自己資金も底をついた頃、村が松川渓谷に掘った櫓から温泉が出たと聞き、何とか山田牧場へと運動しその熱意で、源泉から300mポンプアップするという苦難を乗り越え実現した温泉です。
夏になると山田牧場の放牧が始まる、スイスチロル地方を思わせる牧歌的な高原のいで湯。人と牛馬のエリアに境界はなく、道や玄関先で牛たちに出会います。聞こえてくるのは下駄を鳴らす音ではなく、まれに蹄の音という全国的にも極めて珍しい温泉です。北アルプスに対峙するような位置にあり長野の夜景や北アの展望が素晴らしい。