- 特徴
「那須高原」南西の外れ、那珂川支流「湯川」の奥まった場所には、人里離れた深山幽谷の趣があり、マイナスイオンの霧が立ち込めているようです。かつて大峠超えの会津中街道が利用されていた時代には、三斗小屋宿の1つ手前の宿場であり、加登屋旅館には「旅人宿」の看板が今もあります。古来湧出の源泉は38.7°の温湯ですが、「下野の薬湯」と呼ばれ、ゆっくり浸かる事で浴後はポカポカに温まり神経痛やリュウマチに良いと湯治によく利用されています。最近は掘削により宿によっては適温の源泉も所有、国民保養温泉地にも指定されている温泉です。開湯は1059年と言われ、その頃から5軒の宿が何らかの形で温泉を生業としていたそうです。
真中に温泉街、奥は沼原、鬼ヶ面山
湯川渓谷(禁漁)と旅館
深く静かな自然があります。
沼原湿原と県境の流石山・三倉山・大倉山連山
沼原湿原:
板室湯川の水源、標高は1200を越す貴重な高層湿原。ザゼンソウが群生、5月の湿原はクロサンショウウオの卵が無数に近い。
深山湖。沼原湿原から登山道もあります。
深山湖を発する那珂川源流。
- 源泉
アルカリ性単純泉
源泉温度:
・古来湧出(全旅館使用共同源泉)38.7°
・新8号源泉(加登屋)44.9°
加登屋別館、古来湧出泉湯口
- 効能
神経痛・痛風・高血圧・リュウマチ・脚気・アトピー等
- 電車で
新幹線、那須塩原駅→JR線5分→
黒磯駅→バス約35分、終点→
板室温泉