特徴
富士川を挟んで、富士山と対峙し、南アルプスの東に聳える山群の一座、櫛形山麓の鉱泉。ふもと平林からは富士山を真正面に望み、戸川渓谷が宿の脇を静かに流れ、一見のどかな温泉に見えます。しかし温泉から渓谷を10分歩くと大小48の滝を作り、櫛形山から一気に流れ落ちる戸川渓谷は、南アルプスをも連想させる(甲斐駒から鳳凰三山、夜叉神、櫛形と連なる)荒々しい自然も見せてくれます。この自然を占有しているような、うらやましくもある温泉です。南アルプスと富士山の迫力ある展望が楽しめる丸山林道、登山者には櫛形山、アヤメ平などがお勧め。温泉(鉱泉)は鉱山掘削系、鉄、アルミニウム、硫酸塩などの成分が突出し、腐食に悩まされ、源泉は加水し利用しています。飲むと(飲泉不可)渋く、明礬泉+金気の独特なものでした。
戸川渓谷下流から赤石温泉(中央)
平林から富士山
池の茶屋林道から南アルプス
源泉
源泉温度:12.6° pH2.2
酸性鉄-硫酸塩泉、赤錆色
赤石温泉、内湯
櫛形山:
・氷室神社から南尾根登山道が一般的。
・丸山林道~池の茶屋林道を使うと標高差約200m、1時間程です。冬期は麓登山口から2時間半。南アルプスと富士山を眺望できます。
山行記:
櫛形山と赤石温泉 アヤメ平~唐松岳 - 日本百名山と山岳温泉
櫛形山(2051.7m)から南アルプスを望む。
7月中旬アヤメ平周辺:東洋一、3000万本のアヤメ群生
中央本線利用
新宿駅→甲府駅(特急あずさ約1時間30分)
甲府駅→身延線、市川大門駅(約30分)
タクシー約30分
お車で
中央高速利用
双葉JCT→
中部横断自動車道→増穂IC→一般道413を約10Km→戸川渓谷赤石温泉