- 特徴
奥津渓の上流約3Km吉井川のほとり、アルカリ性適温の湯がコンコンと湧く名湯です。肌がツルツルする湯は美人の湯として知られ化粧品にも使われています。美作(みまさか)三湯の中で唯一鄙びた木造の佇まいを残しており、かつて津山城主森忠正公は一般の入浴を禁じ鍵を掛けたとも伝えられる歴史ある温泉です。湯原から奥津への峠越えの夜道で5匹の狸に出会うほどの自然環境、足踏洗濯はオオカミや熊に襲われるのを恐れ、立って見張りながら足で洗濯したのが今に伝えられていると言います。
「秋津という湯の街は澄んだ水底のようになった。」直木賞作家、藤原審爾「秋津温泉」より。(奥津を舞台に昭和37年に映画化)
足踏洗濯:日曜祭日朝8:30~15分間、川原の露天風呂にて保存会により行われます。