- 特徴
半農半宿的、素朴な田舎の宿、しかし都会的センスがあると言わざるをえません。きれいに民芸品がディスプレイされ、黒に統一された館内が居心地良く、快適に過ごせました。かといって計算された民芸調ではなくご主人の内面がそのまま宿の雰囲気となっている感じがします。庭で放し飼いの鶏は3代目となり卵はもちろん食用にしています。商業主義の演出では味わえない、田舎ののんびりした暖かさを感じました。玄関を入るとその雰囲気のよさに和み、宿に染み付く手作り料理の香りのせいか急に夕食が待ち遠しくなりました。そして期待通りの手作りの工夫されたお料理、特に長芋の茶碗蒸しに感動し、自家栽培の香り米の入った御飯にも脱帽しました。そしてどの風呂も素晴らしい、歴史ある足元湧出の天然洞窟風呂だけでなく、改装の際に造られたと思われる、昔の蔵の石から切出した風呂、さんわで固めた風呂、どちらも自然素材の風合いがよく、既に一級品の気配が漂っていました。
消防、南半纏や花、炭俵などがきれいに飾られ、館内の雰囲気を高めています。
囲炉裏処
モーニングコーヒーサービス。
蔵の石から造られた切石の湯。
石を切り出しさんわで固めた味のある切出しの湯
- 料理
素朴な創作料理。
夕食(一部) |
一例:
手作り刺身こんにゃく・長芋の茶碗蒸し・馬刺し・豊後牛陶板焼き・やまめ塩焼きは活魚を使っており丸ごとはらわたまでおいしく戴けます。・野菜煮物・酢の物・白和え・蕎麦掻 |
食材
地元の季節の野菜、山菜・米、味噌は自家製。無農薬または最低限の減農薬で手間隙掛けて栽培。煮物などで素材のおいしさが感じられました。・特産のシイタケは肉厚で非常においしい。
自家栽培の米は香り米と一緒に作付けされ、籾で保存するこだわり、香りが良く他では味わえない絶品です。
板の間のお食事処