- 特徴
手のひらを合わせたような形で2つの岩が天を指す地蔵岳オベリスクからドンドコ沢を下った登山口に湧く鉱泉、江戸末期には湯治に利用されていたという歴史があり、鉄分が強く感じられます。ナラや白樺、檜などの混交林に深く覆われ、小武川の瀬音も聞こえる自然環境に恵まれた秘湯です。ドンドコ沢の4つの滝巡りや、鳳凰三山縦走、また南アルプスの前衛峰として早川尾根からの縦走の基点としても利用される、登山者には名の知れた温泉です。白砂に突き出るオベリスクは強烈な印象。
地蔵岳オベリスク
鳳凰山(日本百名山):地蔵岳2764m・観音岳2840.4m・薬師岳2780mの総称。オベリスクは国道20号からも見ることができます。
南精進ヶ滝
5月連休の頃
地蔵岳から三山最高峰観音岳と富士山
オベリスクから甲斐駒ケ岳
落差のあるドンドコ沢五色ノ滝
地蔵岳のお地蔵様とドンドコ沢
※車で登山口青木鉱泉まで行け、最短距離で鳳凰三山を周遊できるコース。
その昔は子宝に授かるまで一体のお地蔵様を山からお借りし、子宝に恵まれると、お借りしたお地蔵様とお礼のお地蔵様の二体を持って御礼参り登山をしたそうです。その際太鼓をドンドコ叩きながら登った事からドンドコ沢と言われているそうです。
滝巡り:南精進ノ滝、鳳凰ノ滝まではコースタイムで約2時間、渓谷沿いの緩やかな登り、その先は急登となり白糸ノ滝までは1時間半、五色ノ滝はさらに1時間、登山装備が必要です。
鳳凰三山縦走、青木鉱泉三角コース
※車で登山口青木鉱泉まで行け、最短距離で鳳凰三山を周遊できるコース。
青木鉱泉>中道>薬師岳小屋>薬師岳(日の出)>観音岳>赤抜沢の頭>地蔵岳>鳳凰小屋>ドンドコ沢>青木鉱泉
山行記はこちら→
鳳凰三山、薬師岳・観音岳・地蔵ヶ岳と青木鉱泉
- 源泉
大正6年8月の分析書による。
緑礬泉
僅かに白濁を帯び弱酸性無臭、淡褐色の沈殿、熱すれば淡褐色の浮遊物。
蒸発残留物:271mg/L
珪酸:微量、硫酸:多量、Al:少量、K:微量、クロール:微量、鉄:多量、Ca:微量、Na:微量
源泉温度:
- 効能
心臓病・胃腸病・神経痛・貧血症・胃潰瘍・鬱血
- 電車で
新宿→特急あずさ約1時間50分→韮崎駅
韮崎駅→茅ヶ岳観光バス、南アルプス鳳凰三山登山路線バス(※必ず運行確認 2024/4~6月は運休) 予約制 株式会社茅ヶ岳観光バス 0551-25-6262 約1時間→徒歩2分→
青木鉱泉、又は韮崎駅からタクシー
- お車で
新設道路(2003年5月15日、新しい全面舗装道路が開通しました
東京→中央道、約1時間30分→
韮崎IC→ICを出て左へ、トンネルを抜け国道20号を右折、直ぐ桐沢橋 東詰 信号を左折、桐沢橋を渡る(青木鉱泉の看板がある)→小武川沿いに進む、インターより約60分→
青木鉱泉
全面舗装の新しいルートは
こちらの地図参照
桐沢橋先の林道は舗装されていますので旧道よりもこちらをご利用ください。
- 問い合わせ
株式会社茅ヶ岳観光バス 0551-25-6262