'07 7/29 00:19
- 唐沢鉱泉の周囲には、アズマシャクナゲがいっぱい植え込まれています。
今年は例年に比べ、花の咲くのが少なかったようです。
シャクナゲは花の咲く年に斑(むら)があり、沢山の花が咲いた翌年は咲く花が少なくなるようです。
今年は花が付かなかった分、新芽がいっぱい付いたように思えます。
どの木もどの木も、新芽が伸びてきて、木の先が柔らかな白っぽく、赤っぽい葉に覆われています。
その新しい葉が皆、成長期の子が天に向かって手をかざし万歳しているように見えます。
もう少し経つと常緑の色に納まり、立ち上がっている葉も落ち着いて、平らに納まることでしょう。
一面の新芽が伸びた分、シャクナゲの木がまた成長して大きくなります。
主人が苗を植え込んで20年、シャクナゲに囲まれた唐沢鉱泉になりました。
'07 7/27 23:57
- 今日は本当に一日中の晴天でした。
例年のお客様の夏の林間学校も今日で終え、それぞれお帰りになったご自宅で、今日はらっくりと安心し、今頃は深い眠りに就いていることでしょう。
数日、賑やかだった唐沢鉱泉も急に静まり返っています。
この時間、外は煌々と月明かりで明るいこと。
玄関先に出てみました。
月は昨夜にも増して、明るく膨らみ、もうすぐ満月を迎えるばかり。
昨夜はすぐ近くにあったあのキラキラ星が、えらく離れてしまって輝いています。
一夜にして、月は膨らみ、星は離れて行きます。
こうして気が付かないでいると、一日、一月、一年が夢の様に過ぎ去ってゆくのでしょうか。
'07 7/26 23:28
- 今日の一日は不安定なお天気模様でした。
朝は小雨、それから霧、曇り、晴れ、小雨、一時大雨、曇りと変わり、そして夕方から晴れました。
晴れた夜空に、久しぶりにお月様が膨らみ加減になりつつ明るく輝いています。上弦の月と言うのでしょうか。
その明るい月のすぐ右上に明るい星が同じように輝きながら、一緒に西の空方向に少しづつ移動して行きます。
とても仲良しな、月と星。
明るい夜空に、稜線の森の樹々の姿までがはっきり見えています。まるで影絵を見ているようです。
明日からこそ、良いお天気になって欲しいものです。
遅くなっている梅雨明け宣言を心待ちしています。
'07 7/25 22:57
- 先日、23日お泊りのお客様。
過日、【リンネソウ】の下見にお見えのお客様。
お約束のお客様と同行し、お越しくださいました。
お着きになるなり、お部屋への案内もしないまま、その足でリンネソウを見にお出かけになりました。
ご高齢のご婦人方で、ゆっくり山道を登ってお行きになりました。
中のお一人様は、予約してあった船旅をキャンセルなさってまでのお越しとお聞きしました。
夕方近くに、感動してのお帰りでした。
【リンネソウが私達を待っていてくれました!!】
リンネソウに会えての感動はひとしおの様でした。
植物の分類学を確立させたというスウェーデンのリンネという生物学者が、5月23日生まれで今年のその日、生誕300周年の祝賀会があったそうです。
「二ヶ月遅れの同じ23日に、会いたかったリンネソウに会えた。」とこの上もなく喜ばれる姿に、私まで鳥肌が立つほどの思いがしました。
でも、なぜ其れほどまでに…とは、お聞きできませんでした。
今日私も、場所を聞いていたリンネソウに会いに行ってきました。
登山道の道脇に、本当に、本当に、ひっそり、ひっそりと咲いていました。
丸めの小さな葉で群生し、5cmほどの細い茎の先に、二輪づつの米粒ほどのピンクの花が下向き加減に可憐に咲いていました。
あまりの小ささに驚くばかりでした。
こんなにもの、ミニサイズの花に敬意を表しました。
【会いたい方の訪れる日に、
待っていてくれたリンネソウ、
感動をありがとう!!】
'07 7/24 08:36
- うっとうしかった雨空、曇天から一変、早朝からの快晴。
浴室の東の大きく開いた窓から、久しぶりの陽射しが差込んできました。
太陽ってこんなに眩しかったかしら・・・と思えるほどの目も開いていられないほどの眩しさでした。
浴槽の水面にキラキラと反射して、今このまま、仕事を忘れて、この浴槽に浸かってのんびりして居たいなと思ってしまうほどの心地よさ。
久しぶりの陽射しをいっぱいに受けて、草も樹も花もそして苔も・・・待っていたかのようになおいっそう生き生きとしているように見えました。
陽射しの中の入浴後、山のお客様は元気に山に、ゴルフのお客様は颯爽と三井の森のゴルフ場に、ご年配のお客様は、花咲く霧が峰、車山へと心躍らせてお発ちになってゆきました。
【このまま梅雨明けになって欲しいものです。】
@しとやか '07 7/24 09:07
- こちらの朝も久しぶりに晴れました。
山ににいたら温泉の入ったろうなぁと想って、鉱泉を思い浮かべていましたよ。
このまま梅雨が明けてくれるといいですね。
@安藤 知佳 '07 7/24 11:53
- ご無沙汰しております ゆかりちゃんの短大時代の友人の者です!唐沢鉱泉にも何度か遊びに行かせてもらいました。
去年の6月に結婚して今は大阪に住んでいます。
毎年「今年こそ唐沢鉱泉いきたいね!」とゆかりちゃんと話すものの叶わない年が数年続いてしまいました・・・
今年も誘ってもらったのですが いま妊娠6ヶ月で、いまだにつわりで吐いているので 長野まで旅行できる自信がなく
泣く泣く諦めました(。→ˇ艸←)そしておばさんがブログを書いてみえることを聞いたので早速見させていただきました♪
この【姪が夏と共に・・・】を読んでなんだか涙がでてきてしまいました。おばさんにお会いしたくなりました!
唐沢鉱泉にはいつか両親を連れて行きたいなと思っていました。主人と子供も一緒にみんなで遊びに行かせてもらいたいです(◕ฺ‿◕ฺ✿ฺ)
10月の結婚式には大きなお腹で出席させていただくつもりです!おばさんにお会いできることを楽しみにしています!!
それでは、お忙しい季節になりますがお体にお気をつけてお元気で・・・
@有難う!お大切に!! '07 7/24 21:52
- 知佳様
投稿、有難うございました。
結婚、懐胎おめでとうございました。
皆さんがあの様にして、揃ってきて下さる事は本当に嬉しいことでした。
また、いつか新しいご家族で是非ゆっくりお越しくださいね。楽しみに待っております。
くれぐれもお大切に!
'07 7/22 21:03
- 唐沢鉱泉の浴室内のニシキウツギは5月上旬には一足先に咲いていました。
今、二ヶ月以上も遅れて、車道脇に自然のニシキウツギが満開に咲いています。
浴室の小さな樹とは異なり、大きな枝をいっぱいに張って、白、ピンク、紅・・・と日毎に変わりながら枝いっぱいにたわわに花を咲かせています。
雨に打たれ、霧に包まれながらこの梅雨時に静かに咲く花です。曇天の中で、見過ごされてしまうような時期の花ですが、沢山の方に見て欲しい見事な花の付き具合です。
【野のニシキウツギがすっかり終わった頃、また浴室内のあのニシキウツギが次々に咲き出して、お正月の頃までの一年を通して楽しめることでしょう。】
'07 7/21 21:26
- 姪が今年もお友達と訪れています。
この秋結婚する姪は、学生の頃から大勢の女友達と毎年遊びに来てくれていました。
彼女達が来てくれると、まるで一気に花が咲いたように華やかに、そして賑やかになりました。
夏の休暇を利用しての来訪だったので、いつもお客様が賑やかな時でした。
大勢のお客様の夕食後の片付けも手伝ってくれました。
若い娘さん達が大勢で賑やかに手伝ってくれる様は、微笑ましくも嬉しい光景でした。
大勢の娘さんたちが、だんだんに結婚し、年々同行者が減ってきました。
そんな今年、姪も結婚が決まりました。
最後の独身の夏をお友達とまた訪れてくれました。
夕食の片づけを例年のように終わらせた後、例年のように唐沢鉱泉の子供達と外で花火をやっています。
次に唐沢鉱泉を訪れる時は、若奥様になっていることでしょう。
姪の幸せを祈りながらも、姪の来ないこれからの夏をちょっぴり寂しくも思ってしまいました。
毎年、夏に有難う。
姪、そしてそれぞれの娘さん方、それぞれにお幸せに…。
また、みんなが新しい家族で訪れてくれることを楽しみにしています。
'07 7/19 22:19
- なかなかすっきりしたお天気になりません。
早くこの重い雲のかかった梅雨空とお別れして、すっきりした青空に会いたいものです。
いよいよ夏休みに入り、皆さんの山歩きが始まります。
その皆さんが心地よく山歩きが楽しめるように、登山道、ハイキングコースの草刈りをするのも毎年の仕事の内です。
裏山から八方台へのコースは唐沢鉱泉が、裏尾根から黒百合方面へのコースは黒百合ヒュッテさんが分担しての小雨の中の草刈りでした。
それぞれのお兄さん達が頑張って綺麗にしてくれていました。
歩かれる皆さんが心地よく歩いてくださいます様に…。
草刈の皆さん、ご苦労様でした。
さあ、来週からは台風で荒れてしまった、未舗装の車道の整備が待っています!
'07 7/18 21:33
- 玄関先の植え込みの陰に、【アツモリソウ】の株が隠れています。
数年前に愛好家の方に分けて頂いた、大事なアツモリソウでした。
二年ほど前まではもっと沢山の株がありました。
生まれたばかりのイノシシの子をミルクで育て、大きくなって庭に放し飼いにしておりました。
とても可愛いアイドルでしたが、庭じゅう、植え込みの中じゅうを駆け回り、堀くじ返して大いたずらなイノシシの子でした。
その時に、大事なアツモリソウの株も駄目になってしまい残念でした。
僅かに残った株はなかなか大きくならず、今年も、毎日毎日覗き込むのですが、まだ花の咲く様子がありません。
この分だと、今年も花の咲くのは無理かもしれません。
また、来年を楽しみに…。
30年ほど前は、ワラビ採りに行った八方台付近には沢山の野生のアツモリソウが咲いていたものです。
今は間違っても、見ることは出来なくなりました。
【野生のものは、野生のままで大切にしておきたかったものです。】
'07 7/17 21:05
- 唐沢鉱泉から裏山に登り、尾根伝いに下ってゆくと八方台に出ます。
八方台から南方面に緩やかな坂道を下ってゆくと、唐沢鉱泉への車道に出ます。
その車道をゆっくり登って来て、一周の約二時間コースで唐沢鉱泉に到着です。
午後の早めにお着きのお客様、唐沢鉱泉の源泉を見て感動してくださった後、この裏山からの一周コースを歩かれました。
【唐沢鉱泉の裏山はまさに原生林の趣です。】
モミ、ツガ、シラビソ、天然のカラマツ、トウヒ、そしてダケカンバ…と、いずれも百年も経つ様な大木がうっそうと茂っています。
陽の当たらない樹々の根元は大きな岩や苔に包まれ、幹や枝々には【深山特有のサルオガセ】が糸状に、まるで【おぼろ昆布が長ーく、ぶら下がっている様な様相】を見せています。
この時期は特に、雨に濡れた苔がしっとりと、生き生きとして緑の厚い絨毯(じゅうたん)を敷き詰めたようなのです。
【まさに原生林、そのものです。】
その樹々の間を縫うように、苔むした細いつづらおりの山道が続いてやがて尾根に出ます。
尾根道は明るくなり、やがて見晴らしの良い八方台に到着です。
お帰りになったお客様、大感激でおいででした。
【こんな近くに、こんな原生林を歩けるなんて…。
濡れた苔が美しく、緑が濃い中で、先を歩く妻の姿まで緑に包まれて見えました…】と、ご主人のお言葉でした。
その感動の言葉に、 聞いた私も嬉しくなりました。
'07 7/16 21:07
- 大型台風ということで、待機しておりましたが唐沢鉱泉方面には被害はなくほっといたしました。
連休の大型台風は、お客様にとっても、私達にとってもとても迷惑なことでした。
残念なことに、何処にも文句の言える所はありません。
台風の翌日で、台風一過の快晴…というお天気にはなりませんでしたが、台風情報でも思い切ってお越しくださった方々は曇り空の中を元気に登って行きました。
そして、今日の午前中のまた中越の大地震には驚きました。
長野県も被害地ということで、皆さんからお見舞いのお電話を頂きましたが、ここ唐沢鉱泉では揺れにも気が付かないほどでした。ご心配有難うございました。
報道される、次から次へのこの全国的な災害の大きさに心よりお見舞いを申し上げます。
'07 7/13 07:12
- 雨の日が続いています。
連休の台風情報で、山に登るお客様のキャンセル、変更が相次いでいます。
【やはり山登りは、お天気の良い日が最高です。】
地元の中学生の集団登山が、この雨の続く中行われています。毎年、この夏休み前の雨の時期が、集団登山の日程になっているようです。
【高山植物の花々も綺麗な時期で晴天なら最高の時期です。】
大勢の生徒さんたちが、長い道を雨に打たれながら歩いている姿を見かけるにつけ、晴天なら山の良さを満喫できてきっと山への印象も良くなるだろうに、この雨の時期だと大変なので、気の毒になってしまいます。
晴天ばかりは望めませんが、【大勢の生徒さんたちが折角登るのですから良いお天気にしてあげて欲しい】と雨空に向かって思ってしまいます。
'07 7/10 22:39
- 今日は一日中、雨降りのお天気でした。
林道沿いの道脇に、【ハクサンシャクナゲ】があちらこちらに咲き始めていました。
アズマシャクナゲの紅い賑やかな花に比べ、ハクサンシャクナゲは薄ピンクの質素で静かな佇まいの花です。
この梅雨時の、雨の中にひっそりと咲く花です。
八方台のハイキングコースの入り口近くに、昔から一本の大きな株があります。
いつもその樹を見て、その年の花の咲き具合の目安にしています。
【雨の中、今年もいっぱいの花を咲かせていました。】
お天気の良かった昨日、山草会のグループのお客様方が八方台まで、山草を愛でながらハイキングに行かれました。
お戻りになった会長様が、「あそこに、大きなシャクナゲの樹があって、花がいっぱい咲いていてとても良かった。でもあまりにも古い樹で、幹にいっぱい苔が生えてしまっていたので、可哀想だから、こすって苔を落としてきてあげましたよ。」とおっしゃる言葉に、私はおもわず、「ありがとうございました。」と言ってしまいました。
今日見たあの樹が、昨日お世話になった樹なのでしょう。
言われて見ると本当に、古木で白い苔をまだいっぱい付けながらも、花を沢山咲かせていました。
いつまでも、元気で、シャクナゲの咲く時期の目安になっていて欲しいと願いました。
'07 7/9 15:47
- 御予約済みのお客様が下見においでになりました。
以前お越しの折、近くの山道で【リンネソウ】を見かけたそうです。
今回、咲いているリンネソウを是非お見せしたいお客様をお連れくださるそうです。
リンネソウは【スウェーデンの生物学者でリンネ】という方が自分の名前を命名した花だそうです。
お客様はスウェーデンに住んでいた方で、ゆかりの方だとのこと。
花の咲く時期と花の咲く場所を確認しておきたいとのことでしたが、時期にしても場所にしても、その年、その季節により異なります。
【でも、お連れ下さった時、是非咲いていて欲しいと思いました。】
'07 7/8 21:28
- 【ナナカマドの花】がとても目立って咲いています。
例年に比べ、今年は花が多く付いているように思います。
池の対岸に迫っている森の斜面にも、大きなナナカマドの樹があって、すごく沢山の白い花が目立ちます。
周りの常緑の針葉樹の樹々が、風が吹く度に、高くうねる波の様な動きをしてなびいています。
次々に吹いてくる風に、次々になびきます。
海のうねりではなく、山の樹々のうねりです。
その中で、いっぱい花をつけたナナカマドの樹も、同じように風に乗ってうねっています。
今年は、きっと綺麗に沢山の赤い実が付くだろうな。秋が楽しみです。
【仕事をしながらの、厨房の窓からの景色です。】
'07 7/7 22:14
- 20年以上前から、館内にドライフラワーを飾り始めました。
この唐沢鉱泉の気候が、ドライフラワー作りに合っているようです。
生の花を吊るしておくだけで、綺麗に自然乾燥してくれます。
その頃は、ドライフラワーになる山の花を少しずつ食堂の天井に飾っていました。山の花は色々な花がドライになりました。
平成元年に本館を改築した折、食堂を以前よりだいぶ広くしました。まだ電気が入っておらず、自然彩光の為にも天井を高くし、窓を高く明るく取りました。(その後、平成6年に通電しました。)
その高い天井に、私がドライフラワーをいっぱい飾れるようにと、主人が特注で、飾りの梁をいっぱい作ってくれました。
その年から、ドライフラワーがグーンと増えました。
【自然の山の花をドライにするのは止めました。】
玄関先に、【自然を大切に守りましょう。】の看板を掲げてあるのに、私が沢山の山の花を採って、飾るわけにはゆきません。
出荷している栽培者から直接分けていただき、沢山の色々の種類のドライフラワーが天井を埋め尽くす様になりました。
以後、だんだんに増えて、玄関先、廊下、渡り廊下、新館、談話室…と館内中がドライフラワーでいっぱいになりました。
毎年入れ替えます。この6月~7月に掛けてが入れ替えの時期です。入れ替えの時期はもう大変ですが、唐沢鉱泉の女性軍が頑張ってくれます。
ここで、入れ替えが間もなく終了します。
【館内は、花盛りです。今までに増して、いっそう賑やかに、鮮やかになりました。】
'07 7/6 21:10
- 夕方近く、お客様が玄関先に走ってきました。
今、【裏山にカモシカの親子】がいたので、カメラを持ちにきたとおっしゃいました。
携帯のカメラでは上手に撮れなかったそうです。
私も走っていってみました。もうそこには居ませんでした。
「山の方へ、登って行ってしまいましたよ」と一緒に見ていた方がおっしゃっていました。
奥蓼科の渋御殿湯さんと唐沢鉱泉は、裏山の尾根のあちら側の沢とこちら側の沢のお隣り同士です。
渋御殿湯さんの近くでは、よくカモシカの親子を見かけるそうですので、きっと同じ親子かな。
行ったり来たりしているのかな。人の足では、一時間弱の範囲です。
カモシカの子は可愛かったでしょうが、また大きくなってここを餌場にされたら困ってしまうと思ってしまいました。
'07 7/5 15:29
- 中国のパンダがすむ四川省に、世界遺産に指定された【九寨溝(きゅうさいこう)】という、見事な渓谷があるそうです。
その大自然を、テレビで見て感動なさったという方が、唐沢鉱泉の源泉をご覧になって、「びっくりした【ミニ、九寨溝】の様な造形だ」とおっしゃいました。
同席なさった見知らぬ方も、「本当にそうだ」とおっしゃいました。
私は、そこを知りません。調べてみました。
恐れ多くも、そこは計り知れない大自然で、比べる比ではありませんでした。
でも、そう言って下さる方が複数いらっしゃるということは超嬉しいことです。
そう言えば、ある保険会社の7月のカレンダーの写真を見て、取引先の奥さんが、「ここは唐沢鉱泉の源泉のようだ」、といってくださったのが、中国のそこだったと思います。
【唐沢鉱泉の源泉は、本当に不思議な美しい造形です。】
'07 7/4 21:37
- 唐沢鉱泉の前の池の淵に、いっぱいヤマウドを植え込んであります。
この時期、新芽を摘んできて、お客様に山菜の天ぷら等としてお出しするのです。
いつもの年でしたら、このヤマウドの株がこんもりと大きな株となって、前の池が見えないほどに茂っているはずです。
今年は、今までにないほどに【惨めなヤマウド】になってしまっています。
カモシカに、出てくる新芽、出てくる新芽を全て食べられてしまって、茎しか残っていません。
一面、どの株もどの株も茎だけしか立っていません。
【ヤマウドは棒立ち、私も愕然と棒立ち状態です。】
いつもは見えない池の淵が、素通しで見えます。
お客様にいつものように、庭先から採って来ては十分にお出しできません。
ヤナギランも、イタドリも、ヤマウドも…、みんなみんな食されてしまいました。
ここでなくても良いでしょう。
もう少し離れたところを、餌場にしてよ~~~!
'07 7/3 12:07
- 良かったーー!晴れて来ました。
梅雨の晴れ間というのでしょうか。朝から曇っていた空が、青空に変わっています。
近くの山の稜線に、入道雲の様な雲がモクモクと立ち上がって来ています。
まぶしい日差しの中、他の小鳥に混じって、姿のみえないオオルリも甲高い囀りを頑張っています。
夕べから、今日の山登りを予定しお天気を心配なさっていたお客様。「雲が高いから大丈夫でしょう」と、思い切って出発なさいました。
良かったーー!お天気良くなって…。今頃どの辺りかな。きっと西尾根の展望は抜群になっているでしょう。
天狗岳から夏沢峠を下りて、今日は本沢温泉さんまでと言っていました。時間が許したら、硫黄岳の爆裂口を見て行きたいそうです。このお天気が、続いてくれると良いな。
何年か前、硫黄岳の爆裂口を覗いた瞬間に、同行の方の帽子が下からの風に飛ばされ、爆裂口に吸い込まれるように飛んで行ったことを懐かしく思い出されました。
'07 7/2 20:54
- 林道の下の方より、霧が昇って来て、対岸の山が見え隠れしています。
その霧がスーッと晴れると、対岸の立て混んだ樹林の斜面が何ヶ所も何ヶ所も何ヶ所も、一面に白くなって見えます。
お客様がよくお聞きになります。「あれは何の花ですか?」
あれは、【深山マタタビの葉】なのです。猫が好きといわれるマタタビです。
深山マタタビが、森の樹々にツタやブドウの蔓(つる)のように絡みつき群生しています。
この木の葉は、新芽の緑の葉が、葉先の方から白に変わってきます。また、その白からだんだんにピンク色に変わってきます。綺麗ですが不思議な葉です。
お客様がおっしゃるように、まるで一面に花が咲いたようです。
本当の花は、白い細かな花で、この時期いっぱい付いています。花が終わると細かな、細かな実がつきます。
深山マタタビの実は、とても細かな実なので、採り集めるのがとても大変です。
でも、この実を漬け込んでお客様にお出しすると、珍しいのでとても喜ばれます。
【今の時期、対岸の山の斜面は、白い深山マタタビの葉で大賑やかです。】
'07 7/1 21:07
- 唐沢鉱泉の源泉は敷地内にあり、豊富な量を自然湧出しています。冷泉の為、浴用には加温を必要とします。
ぬるめにした湯に浸かると、肌に泡がいっぱい付きます。
この泡が、身体に良いと言われています。【泉質は二酸化炭素冷鉱泉】
湯の花を多く含み、湧出している源泉地は、源泉池となってとても美しい、不思議な趣を呈しています。
源泉池に溜まった湯の花は真っ白に池を埋め尽くし、その周りに見事なほどに緑色に水蘚(ミズゴケ)が茂り、そこに薄緑色の薄い藻(も)が水面にたなびいています。
湯の花の白、水蘚の緑、藻の薄緑のコントラストが何ともいえなく美しい情景です。
そこには、昔から【湯殿様を祭った祠】があり、この源泉をずっと見守って頂いております。
今日、水蘚の先生がお寄りになりました。
ここの源泉の、水蘚のことをお聞きしました。
その先生は、この唐沢鉱泉の源泉はとても珍しく、貴重な存在であり、30数年前に、この源泉のことを本にしたとおっしゃられ、何も知らなかった私は鳥肌が立つ思いがしました。
そしてまた再び、細かく調べてくださることを約束してくださいました。
【このままの状態を守り抜く様にと言われました。】
父母、そして主人から引き継いだものを、しっかり息子達に伝えて行かねばと痛感しました。
【この源泉があってこその、唐沢鉱泉です。】