'07 12/6 16:22
- 寒い朝でしたが良く晴れた快晴のお天気になりました。
定期的に富士見町まで所用があって通っています。
富士見町は字の如く、富士山が良く見えるところです。
私たちの茅野市からは日常的には見えませんので、富士山は珍しくもあり、憧れの山です。
でも、私が行く度、期待に反して雲の中にあってなかなか姿を見せてはくれません。
今日は見事でした。
【エコーライン】と言う新しい道路が八ヶ岳の裾野に開通しました。
【鉢巻道路】と言われる道路のもう少し里寄りに開通し、諏訪南、小淵沢インターから蓼科、白樺湖方面にアクセスが楽になりました。
諏訪南インターからでしたら唐沢鉱泉まで一時間も掛からずにお越し頂けるようになりました。
今日もその道を八ヶ岳の連峰の見事な様を見ながら運転し、【原村】を過ぎ【富士見町】に入った途端です。
薄い雲が幾重にも水平に富士山の裾を包み、午前中の薄水色の空に濃い水色の富士山が堂々と見えていました。
放射線状に雪渓を形取り、まるで浮世絵のようでした。
左側に八ヶ岳連峰を従え、右側に南アルプスの北岳、鋸岳を従え、中央の遠くに富士山が聳え立っていました。
その八ヶ岳の裾野の上に、富士の姿。
南八ヶ岳の裾野は長く深く美しく延び、遠い富士山の前景を見事に造っています。
時間を気にしながらも、ふと車を停めて見入ってしまいました。
富士山は美しい山です。憧れの山です。
もし今、【葛飾北斎さん】が今も元気でいらしたら、この風景も【冨嶽何景】かの中に是非入れて欲しいと思いました。
道の電柱と、富士の上に飛ぶジェット機の飛行機雲さえ消せば、何百年も前の風景そのままの田園風景、回りの変わらない山々の風景が続いている様でした。
その地名は【富士見町羽場】とありました。
この素晴らしい風景を何時も目に出来る、ここに住む人たちは幸せな方たちです。