'07 12/29 23:32
- 昨夜の11時の気温2℃、雪が雨に変わり一晩中シトシトと降っていました。
風も強く、びゅうびゅうと鳴ります。
時々、大屋根から雨で解けた雪の塊が音を立てて、小屋根に落ちてきます。
ドーンと大きな音のその度に、びっくりして目が覚めます。
朝まで雨が降り続き、早朝の気温は驚きの4℃。
驚く陽気です。
周辺の雪も大分解けました。
山登りの方々が雪の装備はあっても、この時期の雨の装備に戸惑っていました。
現在の気温マイナス2℃。
また寒波が来るとの予報に閉口してしまいます。
この年末からお正月にかけては是非良いお天気になって欲しいと切望してしまいます。
お訪ねくださる皆様に是非ゆっくり楽しんで頂きたいからです。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお引き立てください。
'07 12/26 21:54
- 今日は穏やかな一日でした。
早朝は-6℃でしたが日中は暖かく感じました。
里から見る八ヶ岳連峰はどこまでも真っ白で、空は青く青くどこまでも真っ青で、それは穏やかな風景でした。
午後2時、玄関前の気温は丁度の0℃でした。
この時期の唐沢の0℃は穏やかで、暖かく感じます。
今年は雪も早く付き、その雪の上に動物の足跡が多く見られますので、お正月のお客様の為に餌付けをしようと思いました。
今年のお正月には、食堂のベランダにひょいと、真っ黄色のテンが飛び込んで来て、朝食中のお客様方が驚いたり、喜んだりでした。
ベランダの食堂の中から良く見える場所に雪を掻き、板を置き、その上に生肉を少しづつ置きました。
朝になるとその肉はありません。
テンやキツネは肉食です。もしやと期待しました。
昔、まだ唐沢に電気が通電していなく、大きな冷凍庫もなかった頃、主人が獲ったイノシシの肉を雪の中に埋めて貯蔵しておいたことがありました。
使おうとしたら何もありませんでした。
何と、遠くからトンネル状に穴を掘ってきて、キツネかテンがみんな持って行ってしまったことがありました。
キツネやテンは喜んだことでしょう。
私たちはがっかりでした。
ベランダを気にして見ていると、何と言うことでしょう!
喜んで持っていくのは、カラスでした。
カラスを餌付けてもしょうがありません。
餌付けは止めました。
'07 12/23 20:54
- 暖かな朝でした。
まだまだ暗い早朝気温、0℃でした。
明るくなる頃、外を見てびっくりです。
今年度の積雪が最高。40cmは降りました。
見渡す限り綿帽子をかぶったような柔らかそうな雪の一面の景色です。
山登りの予定のお客様は諦めてゆっくり湯に浸ります。
早くに山から降りてきたお客様方はラッセルで疲労困憊の様子で湯にまたゆっくり、生き返ったとほっと一息。
遅めに降りてこられたお客様方は、「トレースが付いていて助かりました。」…と湯にゆっくり。
唐沢鉱泉の男性軍は早朝から雪かきに懸命です。
ゆっくり湯にお入り後のお客様がお帰りの頃、三井の森までの車道の除雪も完了。安心してお帰りくださったことでしょう。
'07 12/20 20:41
- 月明かりがあまり明るいので玄関を出てみました。
只今の気温-6℃。
月夜で明るい外は、真っ白一色でまた一層明るく感じます。
外は思いのほか寒くありません。
頭上に半月から膨らみ始めたお月様が晴れ渡った夜空に明るく輝いています。
闇夜なら天空の星が素晴らしいでしょうが、今夜は明るい月明かりの為、赤っぽい大きな星しか見えません。
暫く、外で見上げていました。
つい数日前なら流星群も見えただろうに…と少し残念でした。
その後、様子を見に行った男湯、女湯の両方の浴室の外に、つぶらな瞳がこちらを覗いています。
そっと窓に近づくと、月明かりの中、なんと小さな雪だるまが碁石の黒石を目玉にしてもらってこちらを覗いていたのです。
可愛い雪だるま、誰が作ってくれたのでしょう。
お客様はきっと喜んでくださることでしょう。
お天気が良ければ、ここ数日は明るくなってゆくお月様の光で、夜の景色も一層奇麗になって楽しんで頂けることでしょう。
'07 12/19 09:40
- 只今の気温-8℃。
ここのところ毎日寒い、寒い日が続いています。
雪の舞う日が多く、すっかり唐沢の庭には雪が一面で土っ気が見えません。
もうこのまま根雪になってしまうのでしょう。
いつもは年末になるのに、例年より早い根雪です。
前の迫った山陰にありそうな、今日の太陽はまだ唐沢に射して来ません。
雪花の付いた樹々の間から見える西の空が薄青で、きっと今日は良いお天気になって来そうです。
この時期の青空はどこまでも深く、紺碧な青空になります。青空と陽射しが楽しみです。
先週末、雪遊びの子供の声が賑やかでした。
ソリ遊びが豪快に出来ます。
唐沢の談話室の前辺りの道から勢いをつけて滑り始めると、一気に勢いが付いてグングン滑ってゆきます。
子供に混じって何人もの大きな人がキャッキャと歓声を上げながら、唐沢の前を瞬間通り過ぎ雪道に消えてゆきます。
どこまでも滑り続けられるのですが、帰りが大変なので八方台の入り口近くを終点にしているようでした。
でも結局、帰りは車でのお出迎え。そうすれば何回も何回も楽しめますから…。
でもでも、行き交う車の少ない時しか出来ません。
'07 12/12 22:40
- 暖かな朝でびっくりしました。
玄関先の気温は0℃。
間違っていないのか、見直してしまいました。
確かに0℃でした。
あんなに寒い日の後のこんなに暖かな朝。
唐沢ではこの時期の0℃は暖かいのです。
下界の茅野の街の上は所々の雲海にすっぽり埋まっていました。
お客様の送迎で下った街は暖かで、雨の後のあちらこちらの地面から、一面蒸気が上がっていました。
午前中なのに濃い霧のため、行き交う車が皆ライトを点けているのです。
この蒸気が霧となり、雲海となって山の上から見えたのだと納得したり、暖かさに驚いたりでした。
そして夜、窓を開けても寒くありません。
ここ数日寒さは厳しく、窓を開けただけで震え上がってしまうほどでしたのに…。
夕方からまた雪が降り、薄化粧をし直した様に、また雪の上にうっすらと重なった雪景色でした。
屋根からは暖かさで雪が解け、暗闇の中から雨だれがポツンポツンと音を立てておちています。
こんなに生暖かいと、気持ち悪いくらいです。
不思議なくらい、変な年です。
'07 12/10 19:02
- -10℃。今朝も本当に寒い朝になりました。
その分、日中が穏やかな暖かい日になっていました。
唐沢の周辺は今年は早くから雪景色の毎日が続いています。
例年ですと、早くに降った沢山の雪も降ったり解けたりで、年末ごろに漸く根雪になるのです。
今年はもう根雪になるのでしょうか。
今日も所用で下りました。
道の途中はすっかり雪景色です。
道脇に何の足跡でしょうか。 雪の上に色々の動物の足跡がずっと続いてゆきます。
まっすぐの一本線の足跡はキツネかな、テンかな。
ジグザグしたのはタヌキかな、ムジナかな。
ウサギの足跡はもちろん分かります。前足が広がって、後足がくっついていますもの。
林道を横切って数頭のような沢山で、土手の上に掻き登った様な足跡はきっとニホンシカの軍団でしょう。
小さな小さな足跡は野ネズミかな、リスかな。
雪の上では、普段見えないものまで見えます。
雪のない時期も、こうして山の動物達がこの道をいつも行き来していることでしょう。
そういえば、唐沢周辺のあのいたずらカモシカ達が、ここの所ぜんぜん目に付きません。いたずらされる時は腹も立ちますが、ぜんぜん見えないと「どうしたんだろう。」と心配にもなってしまいます。
'07 12/6 16:22
- 寒い朝でしたが良く晴れた快晴のお天気になりました。
定期的に富士見町まで所用があって通っています。
富士見町は字の如く、富士山が良く見えるところです。
私たちの茅野市からは日常的には見えませんので、富士山は珍しくもあり、憧れの山です。
でも、私が行く度、期待に反して雲の中にあってなかなか姿を見せてはくれません。
今日は見事でした。
【エコーライン】と言う新しい道路が八ヶ岳の裾野に開通しました。
【鉢巻道路】と言われる道路のもう少し里寄りに開通し、諏訪南、小淵沢インターから蓼科、白樺湖方面にアクセスが楽になりました。
諏訪南インターからでしたら唐沢鉱泉まで一時間も掛からずにお越し頂けるようになりました。
今日もその道を八ヶ岳の連峰の見事な様を見ながら運転し、【原村】を過ぎ【富士見町】に入った途端です。
薄い雲が幾重にも水平に富士山の裾を包み、午前中の薄水色の空に濃い水色の富士山が堂々と見えていました。
放射線状に雪渓を形取り、まるで浮世絵のようでした。
左側に八ヶ岳連峰を従え、右側に南アルプスの北岳、鋸岳を従え、中央の遠くに富士山が聳え立っていました。
その八ヶ岳の裾野の上に、富士の姿。
南八ヶ岳の裾野は長く深く美しく延び、遠い富士山の前景を見事に造っています。
時間を気にしながらも、ふと車を停めて見入ってしまいました。
富士山は美しい山です。憧れの山です。
もし今、【葛飾北斎さん】が今も元気でいらしたら、この風景も【冨嶽何景】かの中に是非入れて欲しいと思いました。
道の電柱と、富士の上に飛ぶジェット機の飛行機雲さえ消せば、何百年も前の風景そのままの田園風景、回りの変わらない山々の風景が続いている様でした。
その地名は【富士見町羽場】とありました。
この素晴らしい風景を何時も目に出来る、ここに住む人たちは幸せな方たちです。
'07 12/5 10:05
- 有り難いコメントに恐縮しております。
ありがとうございました。
寒い日が続きます。
降ったり止んだりの雪の日が続きます。
唐沢鉱泉はすっかり雪に包まれてシーンとしています。
外の寒さに驚いて、玄関に入ってくるお客様は皆身体を丸くして、縮こませていらっしゃいます。
まだ今日は陽が出てきてくれません。
今日はどうでしょうか。昨日の今頃は唐沢鉱泉には雪がまだ散っていました。
里から登ってきた人たちが口を揃えて、
【えーー!下は快晴ですごく良いお天気でしたよーー!】
お客様もびっくりでしょうが、私たちもびっくりです。
この寒々しい唐沢鉱泉からは想像も出来ません。
きっと、下界から見る八ヶ岳連峰はすっぽりと重く暗い雪雲に包まれていた事でしょう。
今日はどうかな?晴れてくるかな…?
でも、上って来られたお客様は一同に、この見渡す限りの雪景色に感動していらっしゃいます。
これで陽が射してくると、雪がキラキラ輝いてそれは見事な景色で言うことなしの風景となるはずです。
除雪用のグレーダーにもチエーンが付き、スタンバイOK! です。
寒いけど、雪もまた良し唐沢鉱泉。
湯は熱くしておきましょう。
'07 12/1 21:16
- 早いものです。もう今日から12月。
暖かかったり、寒すぎたり、あわただしい気温の変化の毎日です。
昔、私がまだ中学生の頃、春先に国語で【句】を作ってゆく宿題がありました。
今だから言えますが、父に頼んで作ってもらった句を自分が作ったように提出したことがありました。
先生が感心して、黒板に書き出されました。
【信濃路は三寒四温屋根の雪】
信州の春は遅く、三日寒く、四日は暖かくなってだんだんに暖かい陽気になって来る。屋根の雪も残り少なくなってきた…という句でした。
中学生の私に作れる句ではなく、同級生の皆から、上手すぎる。きっと誰かに作って貰ったんだろうと言う声も聞こえて
、恥ずかしかった思いと、反省をした思い出が鮮明に今も思い出されます。先生は百も承知だったことでしょう。
今の時期、反対に
「唐沢は三温四寒(?)屋根の霜」
一日、一日寒さに向かって行く今日この頃です。
あの句を作ってくれた父も明日で92歳と1ヶ月を迎えて元気でいてくれます。
私がこの山奥の唐沢に嫁いだ時、
【黒百合の咲く標高に娘は嫁ぐ】と詠んでくれました。
どんなにか心配してくれ続けた父と母でした。
今、外は雪が降っています。
12月にふさわしい雪の日の師走の幕開きです。
@ちりたも '07 12/2 02:15
- 珠玉のエッセイです。
'07 11/28 22:04
- 久し振りに穏やかな朝でした。
でも開けたカーテンの外は真っ白の世界でした。
夜中に降ったのでしょうか、うっすらの雪景色は目を疑うほど新鮮に感じました。
常緑樹が、落葉樹が、山の全てが、枯れ木に花の咲いたように真っ白で奇麗でした。
西の空には、雲海が幾重にも幾重にも重なり、その向こうに遠く、雪を頂いた御嶽山が頭だけドーンと出して聳え立っています。
左右には中央アルプス、北アルプスが連峰の頭だけを雲の上に出してやはり堂々と連なっています。
いつ見ても見事な景色です。
下界の茅野の街は雲の中です。
ここに居なければ見られない景色です。
この唐沢鉱泉の標高は1870m、茅野の駅からの標高差は約1000m、車での所要時間は約45分、タクシーだと7000円弱程掛かる所です。
今年もあと一ヶ月、ここに暮らして営業開始から37年間が過ぎようとしています。
'07 11/27 20:24
- 早朝気温、マイナス1℃。今日は日中も寒い一日でした。
雪が降ってきそうな空模様でしたが、降らずに良かった。
この寒い中、散歩にお出かけのお客様。昼過ぎの到着後、八方台までの散策を楽しまれていました。
八方台からの景色は少し雲が掛かっていたので、また明日もう一度いきたいとおっしゃっていました。皆さんのお元気な事!
今朝お発ちのお客様、昨夜ゆっくりお酒をいっぱい召し上がっていらっしゃいました。
お酒が大好き同士とおっしゃっていました。
【岩魚の骨酒】をお気に召したようで、何回も熱燗を追加なさっていました。
今日は【諏訪の酒蔵めぐり】を楽しみにしておいででした。
茅野までお送りすると、すぐにタクシーに乗り込み、諏訪を目指して行かれたようです。
楽しく、美味しいお酒が試飲できたことでしょう。
'07 11/26 20:21
- 地元の奥様方がゆっくりお越しくださいました。
「漸く、冬に向けての漬物が終わって疲れてしまったので、今日は一日ゆっくりお湯に入りに来ました。」
この地元では冬に向けて、野沢菜、たくあん、白菜等々をこの時期に漬け込みます。
大根は干して糠漬けの沢庵にしたり、米麹に漬けるべったら漬けにしたり、酢漬けにしたり、白菜は朝鮮漬けにしたり塩漬けにしたり、野沢菜は何回か霜が降りて菜が柔らかくなるのを待って摘み取り、奇麗に洗って漬け込みます。
寒くなっての作業ですので、ご婦人方の例年の恒例の大変な作業になります。 おこたつに入って、シャキシャキと薄氷の混じった野沢菜漬けをお茶の時間、三度三度の食事に楽しみます。
皆さん其々に独自の漬け方があって、どこのお宅でも其々に違う味がするようです。
昔は冬の保存食として、其れは沢山漬け込んだようですが、今は漬け込む量も少なくなっているようです。
この漬物の時期が終わるとほっと一息つけます。
ゆっくり湯に浸かり、お昼に猪鍋を召し上がって、ポカポカと日当たりの良い食堂でゆっくりゆっくりお話に花を咲かせて夕方お帰りになってゆかれました。
お疲れ様でした。きっと美味しいお漬物になることでしょう。
唐沢鉱泉でも漸く、漬物を終了させました。
自分達にも、【お疲れ様でした。】
'07 11/25 20:49
- 今朝は暖かい朝でした。…と言っても0℃でした。
毎朝、マイナス2℃、マイナス5℃、マイナス8℃という日が続きますと、唐沢では0℃は暖かい朝となります。
日中も本当に穏やかで、小春日和の快晴でした。
山に登ったお客様は、「嘘のように暖かな良いお天気で、天狗岳一周も、展望も抜群でした。」とご機嫌でした。
夜半、唐沢の夜空には天上に空高く、煌々とお月様が輝いています。この4日間続けての煌々としたお月様です。
日毎に膨らんで、今日あたりは満月と言えるのでしょうか。とにかく、雲ひとつないような快晴の夜空が拡がっています。
唐沢の庭、周辺が明るく、明るく照らし出されています。
本当なら、あのお月様の周辺にはいっぱいお星様も出ていて、賑やかなことでしょうが、明るいお月様の光に消されて、明るい星だけが数個見えているだけです。
明日もこの分なら、きっと快晴の良いお天気が期待できそうです。
'07 11/21 20:24
- お客様をお送りするために唐沢から下ってゆきました。
紅葉は終わり、落葉した林はすっかりすっきりしてしまいました。
青葉が茂る頃は遮られていた、遠くまでの風景が良く見えるようになっていました。
カラマツの茶色の落ち葉が絨毯を敷き詰めたように、一面に林道に積もっています。
陽射しが林を通して、太く、細くと、まるでバーコードの様に葉の落ちた林の影を林道に写し続けています。
直線の林道に差し掛かった時、目の前に三頭のニホンジカが足を踏ん張ってこちらを振り返りながら、林道の真ん中に立っていました。
近づくとすごい勢いで左の林に飛び込みました。
同乗のお客様方は中年の男性ばかりの方々でした。
「鹿!鹿!!」と喜んでくださいます。
左の林の中を走っていたニホンジカたちは、突然車の前に飛び出たと思うと、今度は右側の林に飛び込みました。
茶色の身体にお尻の部分だけ白いハート型。
車に平行して走ります。跳躍します。
その跳躍のすごい事、本当にピョ~ン、ピョ~ンと飛び上がりながら全力疾走をして行きます。
落葉したカラマツの林の中を、笹の茂った原の中を飛び続けます。
私も遂、鹿に負けない様にスピードを上げてしまいました。
お歳を忘れたかの様に、同乗のお客様の喜ぶこと。
暫く、鹿と伴走しましたが、やがて鹿達は向きを変え、遠い林の奥に走り消えてゆきました。
お客様方は「まるで野生の動物園の中に居る様だった。」と感激してくださいました。
あんなに走って、鹿達も疲れたことでしょう。
でも、ほんの一瞬の出来事でした。
'07 11/20 20:14
- 今朝は早朝マイナス2℃。
結構寒かったので見間違えたのかと見直してしまいました。昨日の朝のマイナス8℃に比べたら、とても暖かなはずなのですが、マイナス2℃も寒いこと!
玄関先の庭や裏庭にいっぱい植え込まれているアズマシャクナゲの木々たちが、寒そうに寒そうにいつもは開いている葉が針のように細く縮こまって、番傘を閉じたように葉を閉じています。
日中になって暖かくなると、また閉じていた葉を起してツヤツヤした葉をいっぱいに拡げます。
いつもその姿を見て、この寒さの中で良く頑張っているな…と感心します。
毎日、毎日、寒さに応じて葉を閉じたり、開いたり…、植物の強さ、シャクナゲの強さにしみじみと心を打たれます。
'07 11/19 21:07
- 早朝5時半、気温にびっくりマイナス8℃。
玄関先は凍てつくような寒さです。
開けたカーテンの空には明けの明星が大きく大きく瞬いていて、こんなに大きかったかしら…と、まだ暗く、寒い中でおもわず見上げ続けてしまいました。寒かった~~!
日中は思いっきり快晴。
晴れてきた陽射しの中に、雪花のように樹々に雪が付いて見渡す限り、真っ白でとても奇麗。
【枯れ木残らず花が咲く~~!】本当に歌の世界です。
朝、里に下った家族が電話して来ました。
「里から見る八ヶ岳連峰がものすごく良い風景です。雲もなく、空は真っ青、山は真っ白、稜線はくっきり、裾野はまだ紅葉が残っていてものすごく奇麗です。カメラ持ってくるの忘れました。」
すぐに飛んでゆきたい気持ちでいっぱいでした。残念…!
早朝の寒い中をお天気に期待して西尾根の展望台を目指し登って行ったグループの皆さん、お昼ごろに予定通りお戻りになりました。皆さん一同に感激なさってのお帰りでした。
青い空、陽射しも穏やか、風も無く、展望抜群、見渡す限りの真っ白な世界で、言うことなし…と、超ご機嫌でした。
温かい湯にゆっくり浸った後、熱いおそばを昼食にビールを飲みながら、また良かった山の話しに花が咲いていました。
'07 11/18 21:49
- 今日も寒い寒い一日となりました。
【唐沢山の会】の皆さんが【そば打ちの会】を催しています。
地元産の新そば粉を地元の講師さんのご指導の下、和やかに和やかに、そして真剣に行われました。
20名あまりの方々が一同に、そば打ちが進んでいます。
講師のお一人は、何と小学校6年生の女の子です。
地元のお蕎麦屋さんの娘さんです。
手際のよさ抜群、素晴らしい手さばき、のしさばき、包丁使い。あっという間に奇麗なおそばの出来上がり。
見ている方々は、唖然とするばかりでした。
皆さんその後、それぞれに各自でそば打ちが始まり、和やか、一生懸命、奮闘、充実、自信…と言った言葉でおそばになってゆきました。
お昼にだんだんに茹で上げて、それぞれに品評し合いながら楽しいひとときが過ぎてゆきました。
外は一日中雪降りのお天気でした。
チラチラ降ったり、横殴りに降ったりですっかりの雪景色になっています。
葉の落ちた樹々の各枝に、今度は雪の花が咲いたようにとても奇麗です。
雪も収まってきた夕方、一瞬、雪景色に真っ赤な夕日が当たり始めました。
何事が起こったのかと思わせられるような突然の夕日でした。
おもわず外に飛び出して、夕日の先を見ました。
唐沢の谷あいの、南側の山の陰に隠れる寸前の夕日が赤々と眩しく輝いていました。
つい先日まで、谷あいの北側の山の斜面に沈んでいった夕日がいつの間にか、こんなに移動して季節が移ってゆくのかと、しみじみ見入ってしまいました。
【一瞬の真っ赤な夕日】で、見入っているうちに山陰に沈んで行き、また寒々しい雪景色だけが周囲には広がっていました。
こんな雪降りの一日の終わりに、一瞬のあの真っ赤な夕日は今考えても、嘘の様な、夢だったような、不思議な夕日でした
'07 11/16 21:27
- 寒い寒い日になりました。
小笠原村からのお客様、寒さに驚いたとおっしゃっています。私たちは、遠くからのお越しに驚きました。あり難い事です。
外の寒さとは裏腹に、男湯の浴槽脇のあのニシキウツギが、今年になって三回目の花を咲かせ始めています。
夏の花の勢いはありませんが、枝先枝先にちいさな花を咲かせています。
最初は白い花ですが、数日でピンク、紅色に変わってきます。
可愛く、強い健気な花です。
女性のお客様に見ていただけないのが残念ですが、男性のお客様は【この根性のある花には負けられない…】とおっしゃいます。
岩の割れ目から生えているど根性のニシキウツギさん!!
これからも頑張って、皆さんを励ましながら、楽しませてください!!
'07 11/14 21:08
- またまた今朝の寒かったこと。
どこもかしこも霜で真っ白。大きな霜柱がみえています。
大屋根にも真っ白に霜が降りています。
遅い朝陽が当たって来ると、見る見る見ているうちに霜が解けてきます。
解けた霜が雨のように屋根から流れ落ちてきます。
太陽が燦々なのに、大雨が降ってきたようで不思議な光景です。
朝が寒かっただけに日中は何と暖かくなったこと。
小春日和という日になりました。
穏やかな陽射しの中、ハイキングにお出かけのお客様、「苔むした上にまだ雪が残っていてとても奇麗でした…。」
夕方、細い細いお月様が南西の空に移動してゆきます。
暗い夜空には星がいっぱい瞬いています。
街からのお客様、「美味しい空気を吸って居ます。いっぱい吸っておかないと勿体ないから…、星もこんなに奇麗だし…。」とおっしゃって夕食後、寒くなった暗い唐沢の庭に空を見上げて立ち尽くしておいででした。
風邪ひかないでくださいませ。
'07 11/13 20:53
- 今朝は暖かい朝になっていました。
そっと開けた窓の外は、夕べ心配したほどには雪は積もっていずに一安心。
でも薄雪ながら、一面真っ白の世界でした。
この雪に、お客様は大喜びです。
静岡からおいでのグループのお客様。
紅葉を見に来たつもりが、この雪にびっくり。でも滅多に見られない雪に返ってよかったです…と感激していらっしゃいました。
大雪にならなくて本当に良かった。
日中も暖かく、暖かいお日様の光で見る見る雪は融けてゆきました。
もう、道にも、庭にもありません。車も大丈夫です。
でも、見上げる山は真っ白です。
もう、これからは冬の雪山になって、登るのにはしっかり冬支度が必要です。
'07 11/12 21:34
- 早朝5時半、まだ暗い朝です。日が短くなっています。
気温マイナス2度、寒い朝です。あっという間に冬の寒さになってきました。
明るくなり始める頃、廊下のカーテンを開けたその外には、白樺、山桜の落葉してしまった細かい枝先に昨日の雨の雫がいっぱい付いています。
そっと触ってみると、皆凍りになって固まっています。
雨の雫が、一夜明けて氷の雫になっていました。
日中も寒く、お昼過ぎの気温が何とマイナス1度。
お着きのお客様が、「寒すぎて笑ってしまう…。」とおっしゃりながら、賑やかに身体を丸くして玄関に飛び込んでいらっしゃいました。今日が本当に一番寒い日になっています。
3時の休憩時、皆で空を見ながら、今日は雪になるかもね…と話しました。空はまったくの冬の気配でした。
お客様の夕食がお済みの頃、窓の外は雪景色に変わっていました。
やはり、雪になりました。
前の池のライトアップの光の中には、横殴りに雪が降り続くのが、遠くからでもはっきり見えています。
もう庭中が真っ白になっています。
この分だと、明日の朝は一面の銀世界になっているかな。
【今日、急いでスタットレスタイヤに代えておいて本当に良かった!】
'07 11/11 20:04
- 今日も朝から雨、でも穏やかでしたが昼ごろから急に冷え込んできました。
午後3時、送迎の為、車に乗り込もうとした瞬間の事です。
小雨が急に横殴りの雨になったと思った瞬間、雨が強くなり、あっという間に横殴りの霰に変わりました。
音を立てて、見る見る庭は積もった霰で白くなりました。
その瞬間、一発、大きな雷が鳴り響きました。
山の雷の大きなこと。続くかなと思った雷は一発だけでした。
初冬の雷に驚きながら、唐沢を下り始めた車のワイパーは最強で、霰混じりの雨と雪を除き続けます。
まだスノータイヤに代えてありませんので、帰りが心配でしたが、お客様をお乗せして帰った唐沢はもう雨も雪もなく、穏やかになっていました。
玄関の階段に、孫達が作ったのでしょう、小さな雪だるまがお客様を迎えてくれていました。
ことし初めての雪だるまでした。
明日はスノータイヤに履き替えましょう。
'07 11/10 19:53
- 朝から小雨で明けました。
山に行く予定だったお客様はもう諦めて、ゆっくり入浴後に朝食にお見えでした。
「思いがけず、ゆっくり温泉に浸かれてゆっくり出来ました。小雨になったら少し歩いて帰ります。」
午前中に雨は上がりましたが、薄日が当たったり、霧が出たりしてはっきりしない一日でしたが、降らずに良かった。
お昼のお客様がそろそろお着きになる頃、陽が射してきて池の淵の白樺の枝がキラキラ輝いています。
一瞬でしたが、仕事の手を止め、見入ってしまいました。
葉の落ちた白樺の樹々の、細かい枝の先の全てに朝の雨の雫がまだ付いていて、一瞬射してきた濃い太陽の陽射しを受けてキラキラ輝き出しています。
キラキラ、キラキラ眩しいほどの輝きでした。
暫く見入っている内にまた陽射しは陰り、見る見る光は失せました。
雨の雫がキラキラと…、とても奇麗な一瞬でした。
'07 11/9 20:26
- 庭先のモミジ、白樺の葉もすっかり落葉し、カサカサの落ち葉が植え込みの中に多くなっています。
今日はお天気も良く、女性軍が恒例の落ち葉の片付けの庭掃除を始めてくれていました。
熊手で掻きます。そして箒で掃きます。いっぱいカサカサの落ち葉が集まっています。
真ん中に空気が入るように大きめの石を入れて、落ち葉を高く重ねます。
その落ち葉の山の真ん中に、大きなサツマイモが数本、濡れた新聞紙に包まれ、その上にまたアルミホイルで包んで入れられました。
だんだんに焚きながら落ち葉を集めます。あまり大きな火は焚けません。 風も無く穏やかな陽射しの中、煙があちらこちらにたなびきながら流れてゆきます。
とてものどかな風景です。
丁度、3時。一区切りです。さあ、上手に焼けているかな。
熱々です。軍手をして両手に持った大きな包みが、皆の前におかれました。
皆の注目の中、剥かれてゆきます。
熱々の焼き芋の登場です。歓声と共に、3時のお茶の始まりでした。
太い大きなおさつが、上手に美味しく焼き芋になっていました。
これが秋の楽しみなのです。
庭も綺麗になりました。お掃除に参加しなかった私も、焼き芋のおやつを美味しく頂きました。ご馳走様でした。
'07 11/8 20:21
- 昨日に引き続き、今日も快晴。
今日は午後から冬に向けての漬物用の大根洗い。
女性軍の毎年この時期の恒例作業です。
唐沢だと涼しいので、これから漬け込むたくあん漬けは、来年の夏過ぎまでお客様にお出しできます。
毎年、寒い寒い中での沢山の大根の水洗い。
今日は穏やかで良かった…。でも、400本が洗いあがる頃にはすっかり陽も傾き、皆の手は真っ赤になりかじかんでしまい、思うように手先が使えずそのうち痛く痒くなってきてしまいました。
山からの湧き水の冷たい事、でも、またお客様が美味しい…と言って下さる事を励みに、今日の分はとにかく終了です。次の大根洗いの日も暖かい日になるといいな。
ベランダに広く干しました。
山の太陽をいっぱい受けて、さあ美味しくなれ、美味しくなーれ!
'07 11/7 21:59
- 【男心と秋の空】…女心は変わりません!
コロコロ変わる男心のような、ここのところの秋のお天気模様でしたが、【今日は朝からの文句なしの快晴の一日でした。】
雲ひとつない青空、山は澄み渡り、風ひとつない様な穏やかな穏やかな一日でした。
下界から見る八ヶ岳連峰は、青空に稜線もくっきり、嶺々の所々に雪が付いて、細かなナギ、谷あいまでもくっきり見えていました。
広い裾野はこんなにカラマツ林があったんだ…と改めて感じ入るほどの黄葉したカラマツ林が帯状に見事に広がっていました。
何時まで見ていても飽きないような美しい風景でした。
そして夜半、唐沢の空はどこまでも澄み渡り、空中に星が瞬いています。一面の星空とはこのことでしょうか。
明日も晴天でありますように…。星空に祈りました。
'07 11/6 20:49
- 明け方までの雨模様。
朝方には雨も上がりましたが、山の上の方ははまだ雲の中です。
折角の登山予定のお客様、皆さんで山の地図を囲んで検討し、雨を覚悟で登ってゆきました。
薄日が射したり、曇ったり、霧が一面だったりの不安定な一日でした。
霧の深くなった夕方にお帰りの折、上機嫌でした。
何と、西天狗岳頂上で20分間だけ雲が晴れ、雲海の上に遠く北アルプス連峰そして槍ヶ岳までも見えたそうです。
信じてくれないでしょうと言いながら、証拠の写真を見せ合っておいででした。
雲間の超見事な展望だったようです。
ゴルフ予定のお客様方は雨も上がり始めた頃、玄関での集合写真で、大賑やかに和やかに撮影をなさっていました。
西の空の雲海の上に浮かぶ御嶽山に感動しながら今日もまた近くのゴルフ場へと下っておいででした。
お見送りする私たちに、皆さんそれぞれの車から手を振ってくださって恐縮しながらも嬉しい瞬間です。
皆さんきっと霧には閉口なさりながらも雨にも遭わず、楽しめたことでしょう
'07 11/2 08:54
- 10月下旬の不安定なお天気。
21日の-2℃の寒波、27日の台風の影響による大風と大雨。
寒波は一夜にして葉を枯らし、豪雨は大風と共に葉を散らしてしまいました。
遅れていた紅葉の最盛期を迎えていた矢先だったので、「ピークは何時だったの…。」という感じでとても残念でした。
2週に続いた寒波と豪雨の去った後は、唐沢鉱泉の周辺はすっかり赤みの紅葉は消え、緑の中に黄色が映える世界に変わってきています。ただ一本、談話室の脇のモミジの大木が葉を散らすことなく、真紅に頑張っていてくれて楽しめます。
下ってゆく途中の道脇のカラマツ、白樺、ダンコウバイの黄葉がとても綺麗になっています。
まるで黄色の世界のトンネルをくぐり続けているようです。穏やかな日が続いて、この黄葉が永続きしますように…。
先日の稀に見る豪雨で、林道がすっかり荒れてしまいました。
地元と市の協力を得て急遽、砂利を手配していただき、ここ数日唐沢鉱泉の男性軍がまた道直し、側溝の整備を頑張って続行中です。
もうすぐに良くなりますので、安心してお出かけください。
早、11月。この月が穏やかでありますように…。
'07 10/21 20:57
- 早朝の気温マイナス2℃。一番寒い朝になりました。
庭先の水は凍てつき、分厚い氷が張っていました
急に寒くなり、寒波襲来です。
冷え込む中、早くから皆さん天狗岳目指して出発なさって行きました。
日帰りの登山の方々も多く、すぐに市の駐車場は満車になっていました。
眩しい陽が射してくると今日は文句なしの雲ひとつない快晴。
遠くの山々が群青色に峰々を連ね、くっきりと聳え立っています。
特に、唐沢の谷あいから見る、三角の西の空の中央に木曽の御嶽山が初雪を頂き、ドーンと聳え立っている様は見事です。
今日の山登りのお客様の運の良いこと。一年中に何日もないような絶好な登山日和でした。
お帰りのお客様、一様に満足のご様子でした。
良かった!良かった!!。
'07 10/19 21:00
- 遅めだった紅葉がピークに差し掛かってきました。
唐沢鉱泉より上方の紅葉は緑の常緑樹の中に、山桜、ナナカマド、ドウダン、カエデ科の赤、ダケカンバ、白樺等の黄色が点々と日毎にはっきり鮮やかになってきました。
唐沢鉱泉より下方の紅葉は、緑、黄、赤、紅、オレンジの濃淡が相まって、それは綺麗な紅葉ぶりです。
唐沢鉱泉の玄関前の大モミジの樹も、一朝ごとに鮮やかに紅く変わってきています。
このモミジの樹が二階のベランダまで大きく枝を張っていますので、今の時期このお部屋にご案内するお客様は歓声をあげられます。部屋の正面が紅葉で真っ赤なのです。
今日は一日雨降りのお天気でした。
長期予報では明日の土曜日も雨マークでした。
山に登る予定のグループのお客様。お着きの折は大きなザックを持ち運びながら、あまり期待できないお天気にため息をおつきでした。
夕食時、明日のお天気を心配しながら見る天気予報が、なんと明日は快晴マークに変わっていました。
同時に大勢様の歓声が食堂に響き渡りました。
素晴らしい紅葉の中、青空の晴天の下、素晴らしい展望と満足な山登りが出来ますように…。つい、願ってしまいました。
'07 10/11 21:16
- 昨日の夕方の事です。
玄関にチョロチョロと小さな訪問者です。
丁度、居合わせたお泊りのお客様と立ち寄った外国のお客様が大喜び。
小さなお客様は珍しい【ヤマネ】でした。
めったに見られない訪問者に、写真を撮ったり、覗き込んだり大賑やかだったそうです。
残念ながら、私は留守をしていて見られませんでした。
撮った写真を見せてもらいました。
ネズミの仲間でしょうが、顔はネズミより平たく、尻尾はリスのように毛に覆われていて、ネズミのような尻尾ではありません。
その違いだけで、ネズミは気持ち悪いのに、ヤマネは可愛い…と思ってしまいました。
昔は、唐沢の庭にリス、オコジョ、ヤマネ、裏山にコウモリなどを良く見かけたものです。
庭の大木をまっすぐに上り下りしていたリスのつがい、
厨房の窓辺まで来てチョロチョロ遊んでいた子リス、
岩穴から岩穴へ走り廻るオコジョ、
木の穴にいくつもいくつも一緒に丸くなっていたヤマネ、
空けておいた部屋の押入れにぶら下がっていて腰を抜かすほど驚かされたコウモリ。
皆、昔の話です。
実際に懐かしい生き物を見られないで残念でしたが、まだ唐沢には昔からの自然が残っていることを痛感し、嬉しくなりました。
小さなヤマネが、元気で生き抜いていって欲しいと思いました。
'07 10/9 22:24
- 雨足の強い音で、朝が明けて来ました。
また台風の影響でしょうか。
お天気が悪いと、いつもより暗い朝です。
天気予報では、午後には晴れると言っていましたが「当たるかな…」と思ってしまうほどの雨の強さでした。。
唐沢鉱泉の周辺では10月の上旬、この連休中の頃が例年でしたら紅葉の真っ最中の筈でした。
今年は相当遅れています。
この連休に紅葉を見込んで、楽しみにお越しくださったお客様には本当にお気の毒でした。
申し訳なく、私が「すみませんね…。」と謝りました。
午前中の雨の中を用事で下りました。
途中は濃い霧になっていて、スモールランプを点けて下る程でした。
午後、用事を済ませて唐沢に登る頃には、雨は上がっていましたが三井の森の別荘地の中あたりは、まだ濃い霧に包まれていました。
別荘地を抜けて唐沢鉱泉の林道に入ると、パッと霧が晴れて青空が出ていました。
下界から見ると、きっと天狗岳に掛かる雲を抜け出たところでしょうか。
霧が晴れると、【何と言うことでしょうか。】
青空の下の山々は、秋色に色付き始めているではありませんか!!
濃淡の緑の中に、点々と赤、紅、黄色のコントラストがとても綺麗になってきています。
散歩コースの八方台入り口の対岸の、山桜の群生地辺りが赤く染まり始めていました。ここは本当に綺麗になるところです。
一朝ごとに、確実に紅葉は進んでいます。
明日の紅葉の進み具合が楽しみです。
今度の週末辺りがピークになって、きっとお客様に喜んでいただけると期待しています。
'07 10/8 05:59
- 昨日はお天気も良く、連休もあって山に登る方々の多かった事。
朝早くから、唐沢鉱泉のすぐ下にある市の駐車場はアッという間に満車になって、唐沢鉱泉の駐車場にまで停められています。
大勢のグループの方々が楽しそうに、和やかそうに通りすぎてゆきました。夕方には、満杯だった駐車場がスキスキになっています。日帰りの登山者の多いこと!!
晴天の秋空の下、山登りを堪能なさったことでしょう。
今朝早朝5時、12℃、昨日の寒さに比べて生暖かい朝です。
下り坂の天気予報を受けて、早くに山にお発ちのお客様がお出かけです。
早く行って、早くのお帰りをお勧めしました。
雨に遭わずに、楽しんできてください。
お帰り後の入浴を楽しみに…。とおっしゃって出発なさってゆきました。
'07 10/3 21:01
- 唐沢鉱泉の庭には、強力ビームでライトアップをしています。
ひとつは前の池に向けてです。
夕暮れからのライトアップは、池の淵から前の池に迫った山の木立を幻想的に照らし出しています。
暗い周りから浮かび上がるように映し出される夜の大自然。
風に揺れる樹々の光と影の様、その姿を映す池の輝き。
見ていて飽きない趣です。
もうひとつは、西尾根の登山道に向けてライトアップしています。
下山が遅くなり、暗くなってもお帰りにならないお客様が多々いらっしゃいます。
そんな時、以前は車のライトを登山道に向けてライトアップし、お客様のお帰りを待ったものです。
現在はこの山に向けてのライトアップが、山から遅くなったお客様への唐沢鉱泉への目印になっています。
昨日も、雨天の為、ゆっくり山を回られ遅くなってしまったお客様が、夕方6時を過ぎてもお帰りになりません。
ここの所すっかり日も短くなり、夕方6時を過ぎると樹林帯の山道は真っ暗になります。
ヤキモキしながらお帰りを待ちました。
間もなく、ヘッドランプをつけてご夫婦でのお帰りでした。山の中は、圏外で携帯電話も使えなく、連絡も出来ず恐縮していました。
【暗い山道で、唐沢鉱泉からのライトの灯りが何より心強かったです。】とおっしゃる奥様の言葉に、良かった....と思いました。
二つは、趣と救助用のライトアップです。
'07 10/2 21:30
- 雨天のためでしょうか、この唐沢も急に涼しいのを超えて肌寒い日が続きます。
昨日まで浴室の脱衣所に置いてあった扇風機が,今日は急にストーブに変わっています。
夏から秋、いいえ、もうストーブの季節に変わりつつあるこの唐沢です。
この分だと、遅れ気味の紅葉も急激に進んでくることでしょう。
'07 10/1 20:06
- 唐沢鉱泉のお客様が主体となって、【唐沢、山の会】と言う会を作ってくださっています。
150名近くの会員の方がいらっしゃって、お客様の代表が事務局,会計,お世話人となってくださり、年に何回もイベントを行ってくださっています。有難い事です。
昨日は総会を兼ねた茸採りイベントが行われました。
生憎の終日、雨降りのお天気でした。
雨にも負けず、雨天決行でした。
雨具を着て茸採りに参加なさる方、残って炊事班として徹して下さる方。
唐沢鉱泉のベランダに雨よけのブルーシートが大きなテント風に掛けられました。
そのテントの下に、茸なべ用の大鍋、バーベキュー用の炭のカマド、茸ご飯の大釜、テーブルなどが設置されました。
晴天ならば、池の淵に設置されます。
雨音の大きくなってきたブルーシートの下で、炊事班の方々が皆が採って来るであろう茸待ちの状態で、待機します。
間もなく、茸採り班の方々がマイクロバスにてお帰りになりました。
シートに広がった茸たちは、残念ながら半分以上は不食のため捨てられてしまいました。毒キノコはお断りです。
唐沢鉱泉で用意していた茸と共に、待っていた大鍋に入れられて、茸鍋の出来上がり。
下山なさってきた、通り掛かりの方々にも振舞われています。大雨で濡れた身体に、温かい茸汁はおいしかったことでしょう。
雨の中、ブルーシートの下で盛大に、賑やかに、和やかに、今年の茸鍋イベントの総会が終わりました。
見上げるブルーシートは真っ青で、まるで晴天の青空の下に居るような錯覚さえありました。
今年も、楽しんでいただけましたでしょうか。
'07 9/26 11:08
- 昨夜の中秋の名月は見事でした。
八時過ぎ、唐沢鉱泉玄関前に立つと、まん丸の十五夜お月様が南東の空高く輝いていました。
山の稜線までが明るく影絵のようにくっきりと浮き出ています。樹々の枝張りまで見えています。
ススキは外に生えていますが、お団子作りは忘れてしまいました。お月様、すみませんでした。
明け方の4時、まだお月様は西の空にとどまっているようでした。ほのかな月明かりをとどめて、月は雲の陰でした。
まだ暗い西の空には水平に雲が掛かっており、その雲の上方が縁取られたように月の明かりで明るくなっていました。
その趣に、つい庭に出て佇んで見てしまいました。
そして今日、晴天の空が広がっています。
今も、あのまん丸の状態であのお月様はこの地球のどこかを回っているのでしょうか。
'07 9/20 20:53
- 昨日今日は唐沢鉱泉でも暑いくらいの晴天続きでした。
山に登られたお客様はどなたも大満足でのお帰りでした。
唐沢ではめったに聞けないセミの声が、このお彼岸の入りになってもけたたましく聞こえています。珍しいことです。
男湯の浴槽脇のあの【ど根性なニシキウツギ】の木が、再び可愛い花を咲かせ始めています。
土のない、岩の割れ目に根付いた木です。
小さかったつぼみが日毎にいくつも膨らみ、白からピンク、そして真紅の花へと変わりつつ、入浴のお客様を楽しませてくれております。
野に咲く初夏の花ですが、手の届くような浴槽脇に、春早くに咲き、またここで咲き、それがまた初冬に咲いて来て、唐沢鉱泉を閉じるまで咲いている花です。
【暖かい浴室で、一年中頑張っている健気な花です。】
'07 9/18 16:01
- 昨日の強風の不安定なお天気と打って変わって、今朝から良いお天気になっています。
諦めていらっしゃったお客様も元気に早朝から頂上目指して登って行かれました。きっと良い山行が期待できることでしょう。
唐沢鉱泉の周辺も秋の気配が訪れて来ました。
庭の【もみじ】も早、色分けして紅葉が始まり、カモシカに食べ残された【紫の鮮やかなトリカブトの花】が綺麗に咲いています。
八方台入り口の対岸辺りの【山桜の群生】がほんのり色づいてきています。この辺りは一番最初に紅葉し、鮮やかな紅葉地域です。
車道の道脇には【ススキの並木】がガードレールのように続いています。すっかり穂も広がって、風が吹くたびにゆらゆらとそよいでいます。ここを通るたび秋を感じます。
青空は広がり八ヶ岳の稜線もくっきりと、山肌のひだまで良く見えています。
いつも今まで、稜線の後ろに聳え立っていた入道雲もいつの間にか秋の雲に変わっています。
あちらこちら見ながら、時の過ぎる速さを実感しています。
【秋の気配を感じながら、今年の紅葉の美しさと、紅葉を長持ちさせてくれる好天を期待しています。】
'07 9/15 22:16
- お若い頃、良くお越しくださっていたお客様が25年ぶりに本当に久し振りにお越しくださいました。
まず驚かれたことが、車道の良くなっていた事。
25年前は、車を運転するのも大変だったこと、ガタガタ道で溝や大きな石をよけながら良い所を探しながら、頭を車の天井にぶつけながら乗ってきた事。
建物の変わったこと、お風呂の変わったこと、電気の入っていた事、子供だった息子達の大きくなっていた事。
懐かしがりながら、感動し、頑張ったねと褒めてくださいました
そして、主人の努力を称え、亡くなった事を心より残念がってくださいました。
昔のお客様がまたお越しくださったことを心より嬉しく思いました。
'07 9/12 20:27
- 天気予報は雨から晴れ。
朝から雨で明けました。
暫く経つと、天気予報どおりに雨も上がって来ました。
午前中、雨はすっかり上がり、林道を下って行く車窓の向かいには、遠く群青色の山々の峰だけが点々と雲海の上に姿を見せ聳え立っています。
中央アルプス、北アルプスの峰々です。
その峰々の上には、横の筋状に青空が見え始めています。
予報どおりに晴れの予感がする空模様です。
用事を終え、唐沢鉱泉に向かう八ヶ岳の山々は、すっかり晴れ渡った青空の下、やはり中腹に雲海を従えながらも群青色に聳え、堂々と連なっていました。
今朝の雨がウソのような、青空が一面に広がっています。
そして夕方、空が段々に茜色に変わってきています。
久し振りの夕焼け空です。唐沢鉱泉の空が真っ赤に変わってきています。
唐沢鉱泉から見る、谷あいの逆三角形の西の空も、御嶽山を中央に見事に真っ赤な茜空が広がっていました。
とても、とてもきれいな茜空でした。
暗くなるまで、見ていた夕焼け空でした。
明日もきっと、良いお天気になることでしょう。
'07 9/7 23:01
- 大きな台風の余波で大変でした。
特に被害はありませんでしたが余波の大風のため、三井の森の別荘地の中の樹が倒れ、電線に障害が起き、14時間も停電してしまいました。
まだ、お客様方が夕食後に食堂で歓談していた時間でしたので慌ててしまいました。
食堂のお客様には、ランプ、懐中電気、そしてローソク。
お部屋に帰ったお客様には、懐中電気を届けました。
廊下の各所にランプを置き、ローソクを何本もを立てました。
最初のうちは非常灯が明るく点いていましたが,やがて暗くなりランプとローソクのほのかな明かりなりました。
お客様には趣があると喜んでいただけましたが、14時間に及ぶ停電には本当に閉口しました。
14年前(平成5年10月19日通電)までは通電していなく、開業以来23年間は自家発電、ランプ、ローソク、懐中電灯などで営業し、そして暮らして来ましたが、電気に頼った暮らしになると、本当に頼りきってしまう事を改めて痛感しました。
水道も、トイレも、ボイラーも、テレビも、灯りも、電話も、炊飯も、何から何まで、電気のお世話になっています。
改めて、電気のありがたさを知り、電気の無かった頃の日々を懐かしむも、良く暮らしていたものだと感心し感慨を深めました。
【お客様にはご迷惑をおかけしました。】
@しとやか '07 9/8 11:57
- 台風の被害が気になっていました。大変でしたね。お見舞い申し上げます。
ランプといえば懐かしい気がしますが。電気が当たり前になった今ではその大変さは想像を超えているでしょうね。
今日は台風一過晴れているでしょうか。
'07 9/5 20:09
- 今日は孫娘の9歳の誕生日です。
家族、従業員一同でハッピーバースデーの歌を合唱しました。恥ずかしそうにはにかんでいる様に成長を実感しました。
祖母の私がいつも、「早く大きくなって唐沢鉱泉を手伝ってね。」と言っていますので、今はその積もりでいるようです。
子供心に、いつも私が嬉しくなるような言葉を言ってくれている可愛いく、優しい娘です。
いつまで、その気で居てくれるのかな…。いつまで私を喜ばせていてくれるのかな…と,はにかんだその顔を見ながらふと思ってしまうババの私が居ました。
【孫娘と一緒に唐沢鉱泉で仕事が出来たら…夢のようです。】
@しとやか '07 9/6 16:19
- Rちゃん、9歳のお誕生日おめでとう!
生まれた日が昨日のことのようです。健やかに可愛くいつも会って嬉しいRちゃんです。
唐沢鉱泉のスタッフの仲間入りが楽しみですね。
私も元気で通わなくては。
'07 9/4 19:27
- 昨日は快晴の暑い一日でした。
一昨日は曇天の為、天狗岳に登っても雲の中を歩かれたお客様は非常に残念がってのお帰りでした。
今日は朝から快晴、天気予報も良かったので、久々の布団干しの始まりです。
ベランダ、サンルーム、屋根、車の上、ベンチの上、丸太の上、ありとあらゆる陽射しの場所に布団を広げました。
あたり一面、賑やかくなって、花の咲いたような風景です。
でも、昼前から、あんなに良かった青空に雲が広がってきました。
天気予報を信じたのに~~~。
空ばかり見て、様子をうかがうばかり…。
街から上がってくる方は皆、「下は快晴で暑いですよ。」
その言葉を信じて、じっと我慢。
案の定、昼過ぎからまた強い陽射しになり、布団干しの完了。
休みで天狗岳に登り、一周を5時間で帰ってきてしまった従業員の彼女は、「頂上から見ると頂上辺りは陽が強いのに、中間の唐沢鉱泉の辺りは雲の中でしたよ。」と言っていました。
その雲の中で、私は空ばかり見て、様子を窺っていたのです。
【とにかく、良かった。今日の布団干し完了、ゆっくりお休みください。】
'07 8/31 21:15
- あっという間に8月が終わります。
毎年お越しくださる規律正しい生徒さんがたの林間学校。頑張って皆で東天狗までの登山。
夏休みに訪れる毎に大きくなるお子様のお客様。
唐沢鉱泉の子供達といつも一緒に過ごしてくれます。
毎年お越しくださるごとにご家族の増えてゆく古くからのご常連様。
夏休みと決めて、毎年お越しのゴルフを楽しむ日々お忙しいお客さま。
毎年、日を決めて息抜きにお越しくださるお客様。
必ず、天狗岳を一周と固い決意の山で結ばれたご夫婦のお客様。
暑い街から涼みにいらっしゃるご高齢のご夫婦のお客様、送る車に乗り込む時、「元気で頑張ってまた来年必ず来るから。」と握手を求められた90才のご主人様。繋いだ手のぬくもりに、つい涙がこぼれてしまいました。
毎日毎日、八方台まで散歩なさったお客様。
病気が全快なさって、また来て頂けたお客さま。
唐沢鉱泉に来ると、病気が治るという患者さん。
必ず夏は唐沢鉱泉でと、仕事までを持ち込むお客様。
長年のごひいきに感謝して、今年も8月の夏が終わります。
ありがとうございました。
8月に感謝して…!
'07 8/30 20:17
- お客様のグループの方たちが唐沢鉱泉の前の池の淵に集まっていました。とても賑やかです。
池の向こう側の傾斜の急な淵に、親子のカモシカがまた草を食しに来ているところでした。
つい2日程前も、裏庭の光苔の群生地の所に窓から見ると本当にすぐそこに、親子のカモシカが草を食んでいました。
下を向いて草を食べます。上を向いて高めの木の葉も食べます。いつまでも、いつまでも食します。
子供のカモシカは本当にまだ小さくて、先日見た親子とはまた違う親子のようでした。
子のカモシカは親の足元にくっついたり、おなかの下をくぐったり、まとわりつきながらも離れたり、くっついたりして同じように、一生懸命草を食んでいました。
私は窓から、「ここの草は食べないでよ~。ここから離れた遠くの草を食べてよ~。」と言ったのですが、チラリとこちらを見ただけで、「われ関せず」の如くに食し続けていました。
お客様は喜び、珍しがって窓に張り付くようにご覧になっていました。
裏庭をだんだんに移動して浴室棟の外まで食し続け、入浴中の方々も窓から見えるカモシカの親子に感動していました。
でも私は、咲かないヤナギラン、母子草、トリアシショウマの群生の消滅に悲しい限りの思いでした。
あの子達がまた大きくなってここに通ってきたら,唐沢鉱泉の庭はどうなってしまうことでしょう。
今まで、カモシカの親子など見たことはありませんでした。カモシカが増えたのか、カモシカが図々しくなって人を恐れなくなったのか、生態系が変わったのか、とにかく困ったことです。
【可愛いけれど、可愛くないカモシカたちです。】