'08 7/21 19:52
- 下界では連日暑い暑い日が続いている様子で
心よりお見舞い申し上げます。
この3連休は晴天にも恵まれ、大勢のお客様にお越しいただき涼しさを満喫していただけました。
日帰りの山登りの方々も多く、連日、市の駐車場もいっぱいでした。早朝より駐車場はいっぱいになり、夕方には空っぽの状態でした。
日帰りの天狗岳周遊コースが人気のようです。
【唐沢の午後3時過ぎの気温、22℃。】とても暑く感じます。
夏の陽射しの中を爽やかな風がサア~と通り過ぎます。
池の淵の白樺の小枝が涼しそうに揺れます。
青空に夏の雲が立ち上っていました。
庭には夏の花々が賑やかに咲き出しています。
梅雨も明けて、夏の本番。唐沢の夏の始まりです。
'08 7/15 17:10
- 極暑、お見舞い申し上げます。
ここ数日唐沢でも暑い日が続きます。
日中は汗をかいてしまいます。
なのに、お客様は【ここは涼しい~~!】とおっしゃいます。
下界は猛暑、唐沢の気温は午後4時現在、丁度20℃でした。
ここで、この気温に慣れてしまっている体は茅野に下っただけでも、暑さを感じてしまいます。
唐沢と茅野駅の標高差は1000メートル、気温差5~6℃。
ニュースになる極暑は想像できません。
'08 7/6 14:50
- 昨日、今日と唐沢鉱泉でも暑い日となっています。
玄関先の温度計は20℃を指しています。
昨夕から明け方にかけての大雨と雷はいつの間にか過ぎ去り、朝にはすっかり快晴になっていました。
待ちかねたように日帰りでの山登りの方々が登ってゆきました。
唐沢の庭には眩しい陽射しの中、爽やかな風が通り抜けてゆきます。
花々が咲き始めて、梅雨の晴れ間の爽やかな初夏の様子です。
'08 7/4 16:02
- また来年も梅雨の時期にお目にかかれるよう期待しています。
'08 6/22 21:26
- 早朝より雨足が強く、庭には濃い霧が立ち込めていました。
霧の間に間に見える前の池が、また昨日より一層真っ白な池になっていました。
また、昨日より濃く源泉が真っ白に湧き出していました。
源泉池も、源泉からの川も、前の池も、池から流れ落ちる堰堤の滝も…全て真っ白。
もちろん浴室の浴槽も、源泉の溜め桝も、流れ落ちる打たせ湯も…真っ白の真っ白。まさに牛乳風呂のそのものです。
この珍しい唐沢の今日の温泉にお入りになったお客様は皆さん大満足なさっていました。
もしかしたら、幸いの前兆かな…と思ってしまいました。
まだ夜半のこの時間もまだ真っ白です。
明日はどうなっているのかな…。
'08 6/21 21:24
- 梅雨らしくない日が続きました。
昨日あたりは蒸し暑く、唐沢でも夏の様な気候でした。
今朝の明け方は雨音が激しく、山に登る予定のお客様は残念だな…と思いながら朝を迎えました。
お客様が朝食をとる頃には雨も上がって薄日模様の空で、予定通り登ってゆかれました。
お見送りで玄関先に出ると、前の池が白く濁っています。
急いで浴室を見に行くと、やっぱり湯船は真っ白になっています。
源泉池まで見に行くとやっぱり真っ白でした。
毎年、この6月の梅雨時に源泉が真っ白に白濁して湧出されて来ます。
このまま真っ白でいて欲しいといつも思います。
源泉を掛け流して加熱している浴槽はまさに牛乳風呂のように真っ白。
今日のお客様はいつもの透明な湯ではなく、唐沢では珍しいこの真っ白な温泉で、きっと気持ちよくお入りいただけたことでしょう。
夕方には残念ながら、また元の透明な湯に戻っていました。
'08 6/16 09:53
- 大きな地震災害があり、災害地の方々、また山の中の一軒宿の受難を目にし耳にし、他人事と思えず心が痛みます。
心からお見舞いを申し上げます。
ここ数日晴天続き、唐沢の浴室内の岩に生える苔は、窓からの明るく暖かな陽射しを受けて、奇麗な真緑を増しています。
新芽が日に日に伸び、柔らかな緑のふわふわのフェルトを敷き詰めたようです。
陽射しを受けて、本当に奇麗。
男湯のニシキウツギは次から次へと、花をいっぱい付けて頑張っています。頑張れ、頑張れ!
'08 6/12 19:17
- この時期は、晴れれば勿論、雨でも曇りでも早朝から、明るくなり始めれば、色々な小鳥のさえずりが入り混じって賑やかです。
ここのところ毎日、唐沢の庭の、前の池の淵の、大きなツガ、モミ、シラビソ、カラマツなどの樹のてっぺんから、そして周囲の森の彼方から、賑やかに【オオルリの囀り】が一際大きく渡り聞こえてきます。
以前、ベランダまで来たことはありましたが、今年はまだ近くに姿は見せません。
他の小鳥よりも大きめで、あの群青色の、あの瑠璃色の奇麗な姿を見せてくれません。
双眼鏡を取り出して樹のてっぺんに止まる姿を覗いて見ましたが、大きな黒っぽい鳥にしか見えませんでした。残念…!
野鳥を良く知る方がおっしゃるには、【この場所に、この時期にしか、このようには囀り渡らないもの。】とお聞きして、毎年姿を現す【オオルリ】に感謝してしまいました。
【毎年、この時期、ここで待っていますよ~~~!】
'08 6/10 21:46
- 昨日の雷と大雨にはびっくりでした。
あっちもこっちも電源を切りに急いで飛び回りました。
ちょっと油断すると、パソコンもファックスも、電話もレジスターも、ボイラーもみんな基盤を雷にやられてしまいます。何回も被害にあっています。
明けて今朝、昨日の雷の悪天がうその様な晴れやかな一日の始まりでした。
眩しいほどの朝陽が差し込んできます。
朝早くから、晴天を待ちわびていた登山者が天狗岳を目指して登ってゆきました。
お帰りになるお客様のお見送りに出た時、頭上から一際大きな響き渡るような鳥の鳴き声…。
皆で見上げたモミの大木の峰、本当の樹のてっぺんに一羽の大きめな小鳥がとまって囀っていました。
真下からは白い胸毛しか見えず、あの奇麗な青色は確認できませんでしたが、あれは確かに【オオルリ】に違いありません。
今年も唐沢に【オオルリが登場】してくれています。
【朝早くからの、各種の小鳥のさえずりの賑やかさ…。】
小鳥のさえずりに目覚める…、特にこの時期の風物詩です。
'08 6/9 18:07
- 6月第1週の日曜日は八ケ岳の開山祭。
北八ケ岳の会場、ピラタスの山頂駅での開山祭に参加なさった方は、賑やかくって驚いておいででした。
夕食時のニュースで開山祭の報道があり、その中にご自分が映ったと喜んでおりました。
良い記念になったと思います。
先週の第2の週末は、唐沢鉱泉のお客様の運営なさってくださっている「唐沢、山の会」の3コースのイベントがありました。
今回は【硫黄岳に一泊で登り】、天狗岳から唐沢鉱泉に下りてこられるコース。
唐沢鉱泉から【西尾根を登り、天狗岳までの清掃と整備】をしてくださるコース。
そして、もう一コースは唐沢鉱泉を車で下っての【山菜採りコース。】
登山コースの方々と、整備コースの方々が西天狗頂上で合流なさり、山菜採りコースの方々が待つ唐沢鉱泉に夕方早めに到着なさいました。
どのコースの方々も、お天気にも恵まれ満足気、上機嫌でした。
お客様の喜こんで下さる姿は、私たちも本当に嬉しくなります。
山の整備と清掃、有難うございました。
'08 5/31 21:38
- 朝からの雨の小寒いお天気でした。早朝気温、5℃。
明るくなって晴れそうで、結局晴れなかった雨の一日でした。
明日、6月の第一日曜日は【八ケ岳の開山祭】です。
雨の中、登って行く方々も大勢おりました。
雨のため諦めて、温泉でゆっくりの方々もおりました。
お泊りのお客様は、明日の晴天に期待して、天狗岳に登られる予定の方が大勢様いらっしゃいます。
明日は晴天になりますように…。
開山祭の八ケ岳を楽しんで頂けますように…。
お泊りのお客様全員の方に、今年の開山祭の【サラサドウダン】の記念バッチをお配りしました。
唐沢鉱泉周辺のサラサドウダンももう少しで咲き始めます。
'08 5/30 20:37
- 雨天だと諦めていたお天気が良くなって、湯治予定だったお客様は八方台方面にお出かけでした。
「展望も良く、なんか得してしまいました。」とご機嫌でした。
ゆっくりお入りになった男湯にはニシキウツギがだんだんに色を変えて咲き、白、ピンク、紅ととても奇麗になってきています。
「窓のすぐ外のツンツンといっぱい出ているのは何ですか。」
男湯も女湯も、低い窓の外には【スズラン】の新芽がツンツンと尖っていっぱい出てきています。
もう少し経つと、葉が広がってきて、葉の陰に白い可愛い花をいっぱい咲かせてくれることでしょう。
入浴しながら、目線でスズランをお楽しみいただけます。
'08 5/29 21:16
- 穏やかな暖かい日が続きました。
裏の日陰に残っていた【最後の雪の固まり】も、日に日に小さくなって、とうとう昨日消え去りました。
唐沢の周りは、【春、たけなわ!】
山桜の花は散りかけ、紅色の葉は日毎とに色を変えながら大きく広がってきています。もう少し経つと緑の葉に変わってゆきます。
白樺の新芽、カラマツの新芽、あらゆる植物達のがやわらかな柔らかな緑で日ごとに緑を増して来ています。
殺風景だった山が嘘だったように、緑が山一面に広がってきています。全てが一生懸命…。
白樺の仲間のダケカンバは、まだ芽吹き初め。
今の時期は、芽吹きの加減で、白樺とダケカンバの違いが一目瞭然です。
山桜の紅、柔らかな新緑の緑、濃い常緑樹の緑、コントラストがとても奇麗です。
【あっちを見ても、こっちを見ても…唐沢の春の真っ最中です。】
'08 5/25 18:34
- 今朝からの強い雨と風。
登る予定の方々は空を見上げて、ため息混じりに諦めていました。
昨日のうちに、大勢様で天狗岳一周なさったグループの方々は、強い雨風の外を眺めてほっと一息なさっていました。
外の強い雨足を窓越しに、男湯の浴室のあの【ど根性なニシキウツギ】が、今年も一回目の沢山の花を咲かせ始めてくれました。冬までの間に4回ほど花を咲かせてくれます。
岩の割れ目から種から出てきたあのニシキウツギです。
今年で15年目迎え、立派な枝ぶりになってきました。
一昨日、昨日と、あまり気になりませんでしたが、今朝早朝に賑やかな開花に気が付きました。
白からピンク、紅色に変わって行く可愛い花です。
枝々に沢山の花とつぼみを持っていました。
つい数えてしまうと、20個近くの花が付いています。
お客様は大喜びなさるやら、感心なさるやら…。
湯船に浸かって、目線の位置に咲く白、ピンク、紅の可愛い花。湯と共に和ませてくれる花です。
暫くは次から次へと咲きつづけて来ることでしょう。
ずっと咲き続けていて欲しい可愛い花です。
'08 5/23 20:44
- 今日の日中の暑い事。
下界では夏日の地域が沢山あって暑い日だったようです。
唐沢の爽やかな陽射しの中で、みんなが庭掃除をしてくれています。
雪の解けた後からは、枯れ草、ゴミがいっぱい集まります。
庭はどこまでも広く、お掃除するのは大変です。
今日の日中は唐沢でも特にすごく暑くって、みんな汗びっしょりで頑張ってくれていました。
裏庭の日陰にはまだ雪の塊が残っています。
この連日の快晴で、塊はどんどん小さくなってゆきます。
沢山あると早く解けて欲しいと思いますし、残り少なくなってくると、今の時期のお客様の喜ぶ貴重な残雪に、もう少し残っていて欲しい…と、自分勝手な思いを巡らせてしまいます。
今日の様な暑い日が続けば、残雪は後数日の楽しみになってしまいそうです。
'08 5/22 20:15
- 昨日も今日も、とても穏やかな快晴になりました。
春霞の遠く向こうかなたに、御嶽山を中央にした、左に中央アルプス、右に北アルプスの美しく雪を頂いた連峰が連なっています。
霞んだ空の上に浮き上がったような不思議な美しい雪の連峰でした。
昨夜の夕食時に、お隣の席になったお客様同士が意気投合し、とても盛り上がっていらっしゃいました。
ご常連のグループで来られた方と、初めてお一人で来られた男のお客様同士でした。
朝食の時またご一緒になって、車で来られたグループの方が誘っておいででした。
「一緒に八方台までハイキングに行きませんか。こんなに良いお天気の日は八方台からの景色は抜群ですよ。車で入り口まで行って、後は少し歩くだけですから如何ですか。」
朝食後すぐにお出かけになりました。
昼近くにご機嫌でのお帰りでした。
「八方台を案内してもらいました。辺りの山々も教えてもらいました。花の説明も、樹の説明も、周囲の様子も教えてもらいました。快晴で景色も最高、山桜も満開。その上、足を延ばして、桜平までドライブに連れて行っていただきました。」と興奮気味に喜んでおいででした。
【旅は道ずれ…】とは言いますが、初めてのお客様を親切に接待してくださったご常連のお客様に思わず心から感謝してしまいました。
有難うございました。お連れ下さったお客様以上に感謝しております。
'08 5/20 21:04
- 天気予報どおり、雨降りの朝でした。
「雨もまた良いですね。」と、雨模様の外を見ながら入浴中のお客様。
「のんびりするには雨の日が良いですね。お天気が良いとつい歩きたくなってしまいます。今日はゆっくり談話室の本を読み漁ります。」
午後から、パッと晴れました。
本当にパッと晴れました。気持ちよく晴れました。天気予報どおりです。
本を読み漁る予定だったお客様は、いそいそとお出かけになって行きました。
雨も良し、晴れもまた良し...の今日一日でした。
明日はもっと良い一日になりそうです。
お客様はどこまで楽しみながら歩かれることでしょう。
'08 5/19 20:06
- 穏やかな日が続きました。
相変わらず、ノソノソとカモシカは建物の周りを徘徊しています。お客様は大喜び、写真を20枚も撮ったという方もいらっしゃいました。
【薄緑色のほのかな新緑が少しづつ進んで来ている中に、山桜が美しく咲きほこっています。】
花のみが咲き乱れ、散ってから葉が出てくる里の桜と違って、山桜は開花と共に新芽も一緒に出てきます。
その新芽は里の桜の緑の葉と違い、紅い新芽の葉が出てきます。
やがてその新芽は広がってくると紅色から緑色に変わって来る不思議な芽吹きです。
ですので、今の山桜の開花の時期は、花のピンクと紅の葉っぱが群生して、まるで紅葉のようです。
さながら、春の紅葉…と言えます。
群生地は本当に、ふんわりと奇麗な山肌です
皆さんに見ていただきたい今の山桜の開花時期です。
'08 5/18 19:33
- 明け方までの雨がうその様な快晴の朝でした。
夕べの雨は夢だったのかな…と、庭をしげしげと見てしまいました。
確かに植え込みは湿り、シャクナゲの大きな葉は雨露に濡れていました。
外国人のご家族を含めてのお客様。
ご婦人の入浴中、浴室の外でまたいつものカモシカが来て枯れ草を食んでいるのに遭遇。
外国のお子様は大喜び、大人も大喜び。
【宣伝して、看板にしたらどうですか、都会からのお客様は喜ぶと思いますよ。】と、同行のお客様方がおっしゃいます。
あのカモシカにこれからも棲みつかれたら、折角植え込んである山ウドの新芽も、行者にんにくの新芽も、ヤナギランの新芽も、クガイソウの新芽も、植え込みの様々の新芽を食べ尽くされてしまいそうです。
庭が丸坊主になってしまいそうで心配です。
唐沢鉱泉にとっては、招かれざるカモシカと言えます。
そのお客様に、【そんなに気に入っていただけたなら、連れて行ってください~~。】と言うと、みんなで爆笑しながらお帰りになりました。
'08 5/17 20:57
- 穏やかな日が続きます。
週末で、天狗岳を目指す方々が大勢いらっしゃいました。
皆さん冬山の装備で登って行かれました。
まだ陽の高いうちに皆さん下山なさって来ました。
まだまだ今年の残雪は多く、春の雪山は暖かくズボズボと足元が埋まってしまうとのことでした。
頂上まで…と欲を掻かずに、展望台で快晴の展望を楽しんで下山なさった方が何人もいらっしゃいました。
「春の雪山は、疲れてしまう…。でも、下山しての唐沢の湯は本当にその疲れも取れました。」と言ってくださいます。
'08 5/16 19:07
- 昨日、今日と快晴の日が続きます。
残雪がいつまでもあって、やるにやれないでいた庭掃除。
まだ裏庭には沢山の雪が残っていますが、快晴を見て待っていましたとばかりに皆で庭掃除を始めました。
カリカリと熊手で枯れ草を掻きます。
枯れ草を掻く人、植え込みの枯れ枝を集める人、集めた草を運ぶ人、出てきた小石を集める人。
気になっていた雪解け後の周囲が奇麗になってゆきます。
驚くのは今年の冬は、いつもいるカモシカがここに棲みついていたのでしょうか。雪の塊の解け去った、空間の所々に、それこそ何箇所も建物の周りに、これでもか…というほど沢山のコロコロした鹿の糞(ふん)の山が残されていました。
今までこんな近くに、こんなに沢山のフンが残されることはありませんでした。不思議なほどの不気味さでした。
カモシカには、お客様は出合うと喜んでくださいますが、ここに住むものは閉口してしまいます。
みんな片付けて奇麗になりました。
庭もさっぱり奇麗になってきました。
裏庭の残雪が解けたら、今度は裏庭の掃除が始まります。
'08 5/15 13:43
- 久し振りに本当に久し振りに早朝からの快晴になりました。
カーテンの隙間から明るい朝の陽射しが差し込んできます。
浴室には朝陽がキラキラと眩しい位に早くから降り注いできます。
浴槽の湯がキラキラとゆれて、朝陽を写します。
岩の苔が、そしてシダが朝陽を受けて一層緑に輝いています。
【今日は文句なしの快晴になりました。】
昨日までの唐沢鉱泉に吹く風は冷たく、心寒い風でしたが、爽快な青空の下の今日の唐沢の風は本当に爽やかな気持ちの良い風です。
白樺の、カラマツの、ドウダンツツジの、ちょぴり芽吹きを感じ始めた樹々の枝が柔らかな風に揺れます。
その間を小鳥達が囀りながら飛び渡ってゆきます。
これが今の旬の風景だよな~~と思いながら、まだ日陰に残る雪の塊に目をやりながら、昨日までの悪天気、今日ののどかな快晴のお天気をつい比べてしまう私がいました。
'08 5/14 19:34
- もう本当にびっくりです。
朝からの雨が雪に変わり、横殴りに空を真っ白にして降ってきます。
天気予報では、午後からは晴れに変わるとのことでした。
雪の降る中を、車のワイパーで積もった雪を払いながら街に下ってゆきました。
少し下ってゆくと、もう雨に変わっていました。
私たちは高い標高のところに住んでいるのだと再認しました。
道脇には山桜の花盛り、オオカメノキも花盛り…、なのに唐沢鉱泉の庭は一面の雪景色…。
午後、用事を終わり唐沢鉱泉に向かう頃には、あたり一面に青空が広がり、快晴のお天気に変わっていました。
唐沢の庭の雪はすっかり解け去り、今朝の雪景色が嘘のようでした。
変な陽気に、驚いてしまいます。
明日は快晴の予報に、ホッとしています。
'08 5/13 20:12
- 外は寒っぽい日が続きますが、浴室の中は陽射しと湯気でポカポカと暖かくってまるで植物園のようになって来ました。
浴槽脇に組まれた巨石には日毎に苔の緑が濃くなってきます。
男湯の窓脇のニシキウツギに緑の新芽が目立ち始めてきました。
岩陰のシダは一朝ごとにくるくるとしたゼンマイ状の頭をもたげてきています。
リンドウも針の様な尖った新芽を少しづつ伸ばしています。
女湯の窓脇の背高のっぽのナナカマドは2m近く伸びて、枝の先々の葉を広げ始めています。
岩に根付いたドウダンツツジは米粒の様な新芽をつけ始めています。
どの樹も、どの草も、どの苔も、日毎に頑張って緑を濃くしてきています。
浴室は男女共に、植物園のようになってゆきます。
'08 5/12 20:50
- 現在、午後8時半の気温、2℃。
肌寒い夜です。館内にはストーブが燃え続けています。
外は深い霧に包まれています。
ライトアップされた池の周囲の部分の景色だけが、幻想的に浮かび上がっています。
白樺の木立が一層際立っています。
寒い日が続きますが、唐沢鉱泉林道沿線には春の花が咲き始めています。
山桜が山をほんのりと薄ピンクに染めています。
オオカメノキが白い花を上向きに咲かせて、日毎に花が大きくなってきて山が賑やかになってきています。
タチツボスミレが薄紫の小さな花を咲かせて、道脇の土手に群生し始めています。
唐沢の遅めの春が静かに訪れて来ています。
'08 5/11 20:02
- 何と言うことでしょう。
昨夜からの雪が今朝は10センチ以上も積もった朝になりました。
あたり一面の銀世界、5月上旬過ぎとは思えない風景です。
お客様もびっくりですが住んで居る私たちもびっくりです。
たくさんの水分を含んだ重い雪は、樹々を軋ませながらあちらこちらで、ボタボタと雪の塊を落とし続けています。
やがて道の雪は早消えて、上ってきてくださったお客様が身体をつぼめて、寒い寒いと言いながら玄関に飛び込んできます。
皆さん一様に、この春の大雪にびっくりでした。
'08 5/10 11:55
- 5月も早上旬も終わります。
賑やかだったゴールデンウィークも無事通過し、お越しくださったお客様に感謝いたしております。
雪山に登られた方々、
まだ雪の残るハイキングコースを一周なさった方々、
神秘的な源泉を覗かれた外はどこにも出られず温泉三昧なさった方々、
談話室の山の様なマンガ本に埋もれながらで漫画三昧なさった方々。
卓球三昧のご家族もいらっしゃいました。
どなた様も、貴重な連休を唐沢鉱泉でお過ごしくださって有難うございました。
'08 4/30 16:38
- 4月に入り、唐沢鉱泉開業に向けての準備を始めてもう1ヶ月が過ぎました。
お蔭様で今年度の開業もできました。
あっという間に日は過ぎてゆきます。
ここ数日好天の日が続きます。山の雪もどんどん解けていくことでしょう。
敷地の周りにもまだまだ残雪はあります。
雪に埋もれていたシャクナゲの樹々たちも、重かった雪が日々解けて頭をもたげてきています。
寒さと雪の重さに耐え、6月の上旬にはいっぱい花を咲かせてくれることでしょう。
数日前は前の池には鴨(カモ)のつがいが泳ぎ、裏庭にはカモシカが雪から顔を出した枯れ草を食み、表も裏も【カモづくし】でした。
昨日も今日もそれ以後、顔が見えません。
来ないと待つものです。
さあ、明日からさわやかな5月の始まりです。
'08 4/28 21:16
- 昼前ごろからグングン快晴になってきました。
冬山の装備で皆さん登山に出発なさってゆきました。
まだまだ春山と言っても雪の中です。
黒百合平までピストンなさってまたお泊りのお客様方。
「お天気が良く、すごく楽しめました。」と感動。
天狗岳を目指して西尾根から挑戦なさったお客様。
「まだ踏み跡が十分でなくって、第二展望台まで楽しんで戻りました。でも快晴ですごく良い景色でした。」と感動。
南八ヶ岳から縦走なさってきたグループの方々。
「大変でしたが、快晴と展望、ここの温泉で本当にゆっくり出来ました。」と感動なさってくださいました。
今週中には、だんだんに踏み跡が付いてくることでしょう。
連泊のお客様、「諏訪湖周辺までゆっくり遊びに行って来ました。」と夕方、西の空が夕焼けに染まる中をお帰りになっていらっしゃいました。
前の池には、珍しくカモのペアーが夕焼けに染まる水面を静かに泳いでいました。
唐沢の一シーズンがまた始まり始めています。
'08 4/27 20:34
- 昨日の26日より、唐沢鉱泉の今年度の営業を開始いたしました。
「唐沢、山の会」の皆様が【初風呂の会】を今年度第一回目のイベントとしてお集まりくださいました。
バスでお着きになって直ちに、お部屋にもお入りにならずに、唐沢鉱泉の敷地内にあります【源泉地】に直行なさってくださいました。
小雨の中、祀ってある源泉の【湯殿様】に対し、一堂に会して、今年度の感謝と幸いを祈念し参拝なさってくださいました。
本当に有難いことです。
初風呂にゆっくり浴し、夕食、二次会…と、いつもの様に、和やかに和やかに、賑やかに賑やかに初日を盛り上げてくださいました。
そして、明けて本日、朝からお祝いのお餅つき大会。
草餅、あんころ餅、きな粉餅、大根おろしの辛味餅。
一般のお客様にも参加していただき、たくさん召し上がって頂きました。
【今年度もよろしくお引き立てください。】
昨年、4月24日から始めたこの【唐沢鉱泉日記】も丸一年を迎えさせていただきました。
'08 4/1 13:40
- あっと言う間の4月の1日。
唐沢鉱泉を閉じて、早2ヵ月半が過ぎました。
今日から日帰りで、唐沢鉱泉の開業に向けての準備に登る予定でした。
雪の少ない年は、もう3月末には道路の雪は解けて、女性軍でも簡単に車で唐沢鉱泉の庭まで登れるのです。
でも、今年は残雪が多く、まずは車道の除雪からです。
朝から男性軍が登ってゆきました。
昼過ぎ、いったん帰ってきました。
まだまだ雪は深く、登り着くにも、除雪するにも大変のようでした。
例年はそのような事は無いのですが、今年は雪がやはり多かったからでしょうか、何箇所か雪に押されて窓ガラスが割れてしまっていたようです。
明日か、明後日には、いよいよ女性軍が登っていって、お掃除からの始まりです。
いや、雪かきからの始まりかな…。
'08 3/31 13:55
- 自宅のカーテンを開けてびっくりでした。
外は一面の雪景色、冬に逆戻りの銀世界でした。
明日から4月、唐沢鉱泉の開業に向けて、日帰りで鉱泉を開ける為の支度に登り始める予定でいました。
これでは唐沢鉱泉周辺はもっとすごい雪が降ったことでしょう。
しばらく様子を見ながら、仕切り直しです。
3月の終わりの日の大雪にはびっくりです。
折角、芽生えた【行者ニンニク】の新芽もすっかり雪の中。
'08 3/21 13:36
- お正月の営業を終えて唐沢鉱泉を閉め、里の自宅に下って来てから、もう二ヶ月が過ぎ、お彼岸も過ぎようとしています。
【暑さ寒さも彼岸まで…】と言われる様に、つい先日まで暖かい穏やかな日が続き嬉しく思っていましたが、このお彼岸に入ってから寒い寒い日が続いています。
周囲の残り雪が消えかかっていた上に、またうっすらと新雪が積もっています。
里の自宅からは北八ヶ岳が、そして唐沢のある天狗岳が一望できます。
南八ヶ岳は近くの山に遮られて所々しか望めません。
天狗岳を見上げながら、唐沢鉱泉のすぐ上あたりの見慣れた【雪形】が、日々形を変えながら残雪が少なくなって行くのを楽しみにしていました。
雲の晴れた、今日の天狗岳はまた【うっすらと白さを増した山】に変わっていました。
でも、この新雪は陽が当たってくれば早くに解けてくれることでしょう。
4月に入ったら準備の開始です。
今年は雪が多かったので、除雪からの開始になることでしょう。
雪に閉ざされて、深い眠りについていた唐沢鉱泉も、そろそろ目覚めの時を迎える気配を感じていてくれることでしょう。
私たちも心機一転、また4月から始動開始です。
今年度もよろしくお願いいたします。
【この写真は、3月25日の晴天になった日に撮りました。】
'08 1/15 14:33
- 暖かく、柔らかな春先の様な穏やかな陽射しが射しています。
玄関先の気温、+1℃。暖かな日中です。
唐沢鉱泉の今年度の営業は昨日14日で終わりました。
【来年度は4月26日(土)からの営業の予定です。】
暫く、唐沢鉱泉は人気の無い静かな雪の中での冬眠です。
今年度もお引き立て、ありがとうございました。
また来春よりよろしくお願いいたします。
'08 1/11 20:44
- 午後8時半、気温+2℃。
雨がシトシト降っています。
この時期にこの温度、そして雨降り…。
不思議なほどの暖かさです。
天気予報ではこの週末から、また寒波と言っていますが信じられないような気候です。
男湯のあのど根性なニシキウツギは先月の4回目の開花の後、また小さいながらも5回目の花を咲かせようとしています。今年度の営業は後3日程です。
誰もいなくなったこの唐沢鉱泉で、花の咲き始めのこの花を凍みさせてしまうのは本当にかわいそうな気がします。
浴室の窓の外には、今にも地面に付きそうな長い長いカーテンの様に、簾の様にツララが垂れ下がっています。
雨がシトシトとツララから垂れ落ちています。
不思議な不思議な、標高1870mの風景です。
'08 1/4 22:33
- 明けましておめでとうございます。
唐沢鉱泉、今年もよろしくお引き立てください。
雪にすっぽりと包まれて、今年の新しい年が始まりました。
【信玄の隠し湯】と言い伝えられ、昔からの湯治の湯として地元の方々が権利を得ては譲りながら、代々奥山で営業を続けてきた唐沢鉱泉。歴史のある古い鉱泉宿でした。
父、両角重義が戦後の昭和28年から権利を得た後、永年準備期間として閉業しながらも、守り続けてくれた唐沢鉱泉でした。
昭和45年4月に重義の次男、両角重幸が結婚と同時に入山し、再開業いたしました。
電気も電話も、道路も、一人のお客様もない状態からの出発でした。
乗用車もタクシーも入れず、まずは道路造りからの始まりでした。
まだ今の様な重機の無い頃でしたので、コツコツ、コツコツと、手作りでの道路整備をして来ました。
三井の森の別荘地もまだ開発されておらず、今の4キロ弱の未舗装道路の約3倍ほどの道のりがありました。
主人は実に頑張ってくれた人です。
【道が良くなれば人が訪ねてきてくれる。
道が良くならなければ、商売として成り立たない…。】
主人の一念で、年々道路は整備され、タクシーも登ってくれるようになりました。
乗用車も何とか、登ってこられるようになって来ました。
車の腹を擦る石をだんだんに取り除き、側溝を整備し、横断溝を整備し、水捌けを作りました。
タイヤの埋まってしまう柔らかな箇所には石を詰めました。
パイスケ(作業用の竹のかご)などで私たちも土や石を運びました。
だんだんに重機も使用するようになって、道は段々に整備されて来ました。
お客様もだんだんに訪れてくださるようになりました。
永年のご常連のお客様が大勢いてくださいますことが心よりありがたく、何よりの励みになります。
初めてお越しくださる方は、今は滅多に無い未舗装の道にびっくりなさいますが、昔からのお客様は「本当に良くなった。」と、褒めてくださいます。
だんだんに改築、新築を繰り返し、電話も入り、電気も入り、水洗トイレまで出来ました。
標高1870mの山奥ですので、立派とは言えませんが、開業の頃に比べると随分変わりました。
全て、主人の努力の賜物です。
3人の男の子にも恵まれ、現在、長男夫婦、次男夫婦共にこの唐沢鉱泉で頑張ってくれています。
こうして、今年で開業後、38年目の新年を迎えました。
頑張ってくれた主人は、平成13年の夏、急逝しました。
今日が月命日に当たります。逝って、6年と5ヶ月が過ぎました。
父から引継ぎ、亡き主人の創り上げた唐沢鉱泉。そしてこの道路です。
私たちは主人の思いを繋げて、また今年も一生懸命頑張ります。
皆々様のお引き立て、今年もよろしくお願い申し上げます。